大手ディスカウントショップのドン・キホーテは9月1日より、店舗スタッフによる情熱あふれる独創的な商品陳列を競うコンテスト「ド頂上決戦!魂の陳列コンテスト」を開催。15日より、熱烈なドンキファンで今回の審査員を務めるケンドーコバヤシが全国のドンキに果たし状をたたきつけ、自ら陳列のお手本を示す動画が公開されました。
若手時代からドン・キホーテによく通っていたというケンドーコバヤシですが、誰よりもドンキを愛しているからこそ「今のドンキには失望しています」「店頭が、全然おもろないんです」と陳列に不満を抱いているそうです。
公開された動画「ケンコバからの果たし状」篇では、ケンドーコバヤシがドン・キホーテの思い出や魅力を語る一方、最近の店頭ディスプレイについて「普通になってしまった」とダメ出し。「欲望」をテーマにした情熱あふれる商品陳列を全国の店舗から募集し、寄せられた陳列と勝負すると言いだします。
(YouTube:https://youtu.be/pmp4YW7TT_w)
続く「“ケンコバ商店”陳列」篇では、ケンドーコバヤシがドン・キホーテ六本木店でお手本となる商品陳列を作り上げていく姿に密着。スタッフに指示を飛ばして納得のディスプレイを完成させたケンドーコバヤシは、全国のドン・キホーテに宣戦布告します。
(YouTube:https://youtu.be/nzAM2SkD73Y)
ケンドーコバヤシによるお手本陳列は“最強の駄菓子屋”をコンセプトにしたもので、ドン・キホーテ六本木店の1階レジ横にて実際に見ることができます。展示期間は9月30日まで。
同コンテストの結果発表は、10月中旬ごろに特設サイト(https://www.ppihgroup.com/campaign/kenkoba/)にて行われるとのことです。
以下、ケンドーコバヤシへのインタビューをお送りします。
Q:ドン・キホーテにまつわるエピソードを教えてください。
A:昔から本当によく行ってましたね。もちろん安いっていうのと、品揃えも魅力なんですけど、何より夜中に行って集まっている色々な人を見て、芸人として人間観察の場にも使わせていただいていましたね。ドンキには人生があると思っています。
Q:最近のドンキに感じること、ダメ出しなどを聞かせてください。
A:正直言わせてもらうと、店頭が全然面白くないんです。どこの店歩いても、どの商品を手にとっても、何の声もしないというか、心に語りかけてくるものがはっきり言ってないんですよ。今のドンキには失望しています。情熱が伝わってこないんですよね、溢れんばかりの情熱、燃えたぎるような情熱が。 あんなに情熱的だったドンキが、欲望まみれだったドンキが何で“普通”になってしまったのか、変わってもうたなという印象を持っています。
Q:今回の「ド頂上決戦!魂の陳列コンテスト」の審査員として意気込みをお願いします。
A:今まで物事に真剣に取り組んだことなかったんですけど、今回だけは初めて真剣に取り組もうかなと思ってます。だいたい区役所とかでも嘘ついてボケたりして後で大変な目に遭うんですけど、今回だけは真摯に取り組もうと思います。
Q:お手本陳列のコンセプトを教えてください。
A:僕が考えた最強の駄菓子屋です。子供の時は、たくさん買えなかったもの。大人だからこそ、欲望に身を委ねて買いまくることができる。そんな、大人の夢が詰まった駄菓子屋「ケンコバ商店」を作りました。無限に酒が飲める大人の駄菓子や、どこかで見たことある看板、そして、動画内でも試食させていただいて酸っぱさに悶絶した「史上最高に酸っぱいゼリー」も全ラインナップ入れました。ぜひ、欲望にまみれて、ドンキでお買い物いただければと思います。
Q:今回、実際に自分で陳列を制作してみていかがでしたか?
A: お酒を飲みたくなるラインナップが多かったので、そこは良いかなと思いました。時間帯によってはそのまま直でアルコールをいく事もあるでしょう、アレは。
Q:今回、情熱価格の商品で陳列を制作しましたが、ケンドーコバヤシさんが最近“情熱”を感じたエピソードを教えてください。
A:自分自身の事になるんですけど、最近は巣篭もり生活が多いので玉ねぎをどこまで刻めるかやってみたんですよ。あの時の自分は本当カメラ回しておけばよかったな、と思うぐらい「情熱」に溢れていましたね。最後は涙流しながら雪のようなみじん切りが出来た。うん、あの時はもしかしたら病んでいたのかもしれない。
Q:全国のドン・キホーテを愛する皆さんにメッセージをお願いします。
A:ドンキってみなさん目的があって行ってる人が多いと思うんですけど、これからはもう本当に「なんか時間空いてるなぁ」と思ったらドンキに行くような、それぐらいの「行けば何かが見つかる」みたいな場所に変わっていくと思います。 あと、売り場によっては僕を見かけても声をかけないでください。1階とかやったら全然声をかけていただいても大丈夫ですけど、奥まったようなコーナーなんかではちょっと声をかけられたら困るなっていうシーンがあるんで。ドン・キホーテで僕に声をかけるなら1階限定でお願いします。
情熱価格とは
2009 年10 月「お客さまの声をカタチに」をブランドメッセージに誕生したドン・キホーテのプライベートブランド(PB)で、これまでに約4,000 点近い商品を展開。
2021 年2 月、さらにドン・キホーテらしさを実現するために、お客さまと一緒につくるピープルブランド(PB)を創造するとしてリニューアルを発表。これに伴い、よりお客さまが求めるものを具現化し、期待にお応えしていくため、「情熱価格」に対するお客さまからのダメ出しを募集する特設サイト「ダメ出しの殿堂」(https://jonetz.com/)も開設しています。
商品は食品から家庭雑貨、美容、衣料品、家電、インテリア・寝具、自転車、玩具・バラエティグッズなど多種多様なラインナップ。