日本屈指のスケーターがお台場に集結!「H.L.N.A CUP PREMIUM」

2017/04/17
放送作家 小嶋勝美

 

4月16日、お台場・ダイバーシティにあるH.L.N.Aスケートパークにて「H.L.N.A CUP PREMIUM」が行われ、日本屈指のスケーターが集結した。大会は「ルーティンクラス」「マニュアルクラス」「ステアー&ハンドレールクラス」に分かれ、それぞれ予選から熱い戦いが繰り広げられた。

 

日本トップクラスのスケーターが参戦するとの事でギャラリーも多数集結し、スケートパークに隣接している、日本初上陸のメキシカンタコスフード・レストラン”Wahoo’s Tacos&More”が提供する極上のタコスと(大人は)ビールを片手に客席も大きな盛り上がりを見せた。

 

ルーティンクラス

※渡辺ユウト ミニランプからの美しいオーリーシフティ・バックサイドグラブ

 

「ルーティンクラス」ではパーク全体を使ったトリックチョイスが重要となり、制限時間内にいかにノーミスで高度なトリックを出せるかが見所となった。

 

マニュアルボックスクラス

テラウチ カエデ キックフリップtoバックサイドテールスライド

 

「マニュアルボックスクラス」では、マニュアル台として使うスケーターもいれば、カーブボックスとして使うスケーターもおり、テクニカルなライダーたちの見せ場となった。トリックに入る時は低いが、アウトする時は高くなっているのもH.L.N.Aパークのマニュアル台の特徴の一つで、よりストリートに近い設計とも言える。

 

MCの上田豪さんがしきりに「(マニュアルボックスクラスは見た感じ派手さがないので)スケーター以外にはシュールな画」とマイクで盛り上げていたのが印象的だった。

 

MC・上田豪

 

ステアー&ハンドレール

※池田 ダイスケ ダブルトレフリップ(大会中は惜しくもメイクならず)

 

「ステアー&ハンドレールクラス」では、始まる前にMCの上田豪さんが客席に「もっと近くで!」と呼びかけ、この日集まったギャラリーは日本トップクラスのスケーターたちのトリックを間近で観戦することに!

 

迫力ある技の数々に拍手と歓声が沸き、ジャッジを務める二人のプロスケーターをもうならせた。

 

※ジャッジの二人(左から、村岡洋樹・荒畑145潤一)

 

マニュアルボックスクラス・結果

 

1位・ネツケ カイリ

2位・テラウチ カエデ

3位・ヨシオカ ケント

 

ステアー&ハンドレール・結果

 

1位・ヨシカワ カエデ

2位・イケダ ダイスケ

3位・サガワ カイト

 

ルーティンクラス・結果

 

1位・イケ ケヤキ

2位・イケダ ダイスケ

3位・サガワ カイト

 

MVP アベ リョウタ

 

大会後、監修を務めた「荒畑“145”潤一」にインタビュー!

※荒畑 潤一氏

 

—大会を開催する意図は?

荒畑:プロライダーの(国内の)認知度を高めたり、業界の活性化を狙っていけたらというのと、日本最高峰のライダーたちを集める事によって、ダイバーシティにフラッと来た一般の人にも「こんな大会やってんだ!?」とか「スケートボードやってみようかな」と思ってもらえたらというのがきっかけです。

 

—(今大会を終えて)今後目指していきたい事はありますか?

荒畑:こういった賞金のかかった大きな大会以外にも(今年1月に行われた Happy Hour Slappy Sessionのような)草大会的なものも定期的に続けて行きたいですね。

 

やっぱり2020年東京オリンピックのスケートボード開催予定地の真横にあるパークなので、そう言った意味でも一つのポイントとして繋げて行けたらと思っています。あとは、僕の個人的な意見になっちゃうんですけど、スケートボードの進化を見ていきたいっていうのがあります。

 

大会に込められた想い

 

2020年の東京オリンピックにも採用されたスケートボード。今、日本全国でスケートボードが普及し、連日メディアにも登場し徐々に日本でも認知されつつある。しかし、今大会取材してスチールカメラが入っていたのが、筆者と他1社だけだった。日本代表候補がゴロゴロ参戦するような大会なのにである。

 

これから様々な業態が、良くも悪くもスケートボードに注目し、そして、オリンピックが始まる頃にはいろんなメディアが取材に来るかも知れない。もっと、もっと、スケートボードに注目が集まって欲しいと願う一方、オリンピックが終わったら大会の取材に来るのは筆者だけという、一時的な盛りあがりにならないようにと願うばかりである。

 

荒畑さんのインタビューにもあるように、スケートボードの大会にはいろんな人の想いも込められている。

 

※参加者全員で集合写真

 

H.L.N.A CUP PREMIUM

主催:H.L.N.A (http://hlna.jp/)

監修:荒畑”145”潤一

会場:H.L.N.A SKATEPARK(http://hlna.jp/skygarden/)

 

筆者・小嶋 勝美

スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。

 

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この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

お笑い芸人として活動後、放送作家に転身。 スポーツ番組やバラエティ番組などに携わる傍ら、20年以上続けている大好きなスケートボードのライターとしても活動。 コンテスト記事の他、スケボーの情報や面白い発見を伝えていくと共に、スケートボードが持つ素晴らしさを多くの人に広めていきたいと思っています

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