ジャズ雑誌や音楽雑誌はもちろんのこと、ファッション誌や大人のお洒落なデートスポット誌などにも登場するジャズクラブ。一体、どんなところなのか一緒に行ってみましょう。
題して『ジャズクラブへ行こう!』第一回目は“お店を知ればジャズがもっと楽しくなる!”JAZZの生演奏が聴けるオススメのジャズクラブを紹介。
- 六本木ジャズハウス アルフィ
日本ジャズ界のレジェンド『日野兄弟』ゆかりの店
赤と黒を基調にしたお洒落な空間。ウッドとアイアンで統一された店内に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのは、壁一面に飾られた、ある一人のドラマーを描いた大きな絵。この絵を描いたのは、ジャズトランぺッターの日野皓正氏。絵のモデルは日野さんの弟でありジャズドラマーの故・日野元彦氏。ジャズ仲間からトコさんと呼ばれ慕われた元彦さん。アルフィは、そのトコさんの奥様がオーナーのお店なのである。
- 日本ジャズ界のレジェンド『日野兄弟』ゆかりの店
ミュージシャンからもお客からも慕われる名物ママ
ジャズの世界では、“お店の魅力=オーナーの魅力”と言われることがある。そういう意味では、アルフィのオーナー・容子ママの魅力はジャズ界トップクラス。「ライブも楽しみだけど、今日は、容子ママに会いたくて来ちゃった」そう言って来店するお客も少なくない。この容子ママ…、とにかく面倒見がいい。「わたしは(ボクは)、容子ママに育てられた」というジャズマンも数知れず。
時には厳しいアドバイスもするが、愛情ゆえの言葉と、経験から裏打ちされた的確なアドバイスに皆、素直に耳を傾ける。さらに、その面倒見の良さは、ミュージシャンだけでなく、お客にも向けられる。初めて来たお客さんたちがワイン好きと知るや、高級ワイン店へ連れて行き「高いワイン2本も空けちゃった〜!わたしのおごりで(笑)」と笑って帰って来る。それくらい面倒見がいいのだ。
ライブが終わってからもお楽しみ満載
ライブが終了した23時から翌朝4時まではBarタイムに。ジャズ喫茶も凌ぐほどに集められた豊富なジャズレコードとビデオクリップの数々。充実した音響システムから流れるジャズを聴きながら、また、プロジェクターで映し出される大画面のジャズビデオを見ながらグラスを傾けるのもジャズ好きにとってはたまらない至福の時間。
また、ジャズに詳しくなくたって大丈夫。「ジャズレコードは何から聴けばいいのか分からない。」そんな時は、しもさんこと店長の下田さんに聞いてみよう。ジャズに関しては一家言あるしもさんが、きっと、あなた好みのジャズアルバムを紹介してくれることだろう。しもさんご自慢のオリジナルカクテルと一緒に。
運が良ければアフターライブに遭遇
24時を回ると、都内で演奏を終えたミュージシャンがプライベートでお店を訪れることが多いのもこのお店の特徴。ジャズマン同士が集まれば、そこでジャズセッション(生演奏)が始まってしまうこともしばしば。
ある時、日本公演を終えたばかりの大物ジャズマンがやってきて深夜セッションがスタート。「どのステージより、今夜のセッションが一番クールな演奏だったぜッ」と言ったという話もあるほど。運が良ければ、そんな、と〜ってもお得なアフターライブを聴けるかもッ!
ジャズ雑誌をめくれば載っているアルフィ
ミュージシャンとお客とお店がフレンドリーな関係を築いているジャズクラブ。それが『アルフィ』。ジャズクラブ初心者の方にも安心してオススメ出来る理由がそこにある。
最後に、容子ママからお客様に一言!
「トコちゃんが亡くなった時、音楽で癒されジャズに元気をもらいました。お仕事帰り、美味しい一杯とジャズを聴きに寄ってみて下さい。きっと元気がでますよ。」
http://homepage1.nifty.com/live/alfie/ ジャズハウス アルフィ
東京都港区六本木6-2-35 ハマ六本木ビル5F
03-3479-2037
- ジャズハウス アルフィHPより”