東京都は、ビジネス分野における女性活躍の機運を一層盛り上げるとともに、新たな知識やネットワークの獲得を促進するため、女性経営者等が一堂に会する会議、第7回「NEW CONFERENCE」を、11月25日(月)に東京国際フォーラムにて開催。
当日は、小池百合子都知事が登壇し、様々な分野や成長ステージで優れた実績を持つ女性経営者に対してエールを送った。次に、片づけコンサルタントの近藤麻理恵氏とTakumi Inc.プロデューサー川原卓巳氏が夫婦で登壇し、基調講演①「こんまり流 ときめく人生を叶える仕事術」を実施。その後、株式会社ポーラ代表取締役社長の及川美紀氏も出演し、基調講演②「DE&Iから『個性の活躍』への扉」を行った。
さらに、女性経営者4名による「新たな環境に対応し、ビジネスを成長させる経営戦略とは」に関するトークショーのほか、「グローバルでビジネスを展開する」や「事例に学ぶ資金調達の実践的アプローチ」など、5つのテーマで分科会が実施された。
開会に先立ち、株式会社morich 森本千賀子 代表取締役より「今ある女性経営者の課題」と題した講演が行われた。森本氏は話の中で、「女性活躍推進/女性起業家・経営者への後押し」「日本における"女性起業家・経営者"の実態」「女性起業家・経営者自身が意識・行動すべきこと」などについて触れた。最後には「かつては超えられなかった壁が、今は扉へと変わりつつあります。『挑戦する女性に限界はない』ということを心に刻んでください」と応援のメッセージを伝えた。
次に、小池都知事が登壇し「今、大きく世界は変わっていますね。 これはむしろチャンスではないでしょうか。 壁ではなくてむしろ"扉"だという、素敵なお話でございましたけれども、壁があると、なにか理由つけて『 自分はできない』『社会的に無理なんだ』と自分たちで壁を作るのではなく、むしろ扉だということで開けてほしい」とコメント。
続けて、「時には悩むことも本当に許せないと思うこともあるでしょう。でも、 こういった皆さんが、扉を開けていくということがまさにこの『NEW CONFERENCE』の大きな意義だと思っています。ゲームチェンジこそ私たち女性のチャンスだということを、みんなで確かめ合え合えるような、そんな機会になればと思っています」と、女性経営者たちにエールを送るとともに当会の意義について語った。
「こんまり流 ときめく人生を叶える仕事術」では、こんまりこと近藤氏と川原氏が夫婦揃って登壇。ときめきをどう見つけたらいいのか?と川原氏から聞かれると、近藤氏は「例えば『ときめきを仕事にしたい』と思ったときに、自分にとってときめくものはなんなのか?ということが大切な問いになります。これの回答としては『片づけをすること』!どうしてなのかというと、家の中の片づけをすることによって自分にとってのときめきが明確になる。
どうしてかというと、こんまりメソッドでとても大事なポイントとしては物を選ぶときに必ず物を触ることなんです。見るだけでは選べないんです。一つ一つの物を触ったときの自分の体の感覚を感じること。ここが大切なポイントです。ときめくときは、物に触ると体の細胞がキュン!って上に上がる感覚がするんです。体中の細胞がちょっとずつ上がる感覚。キュン!です」と、片付けの中で自分がときめく物を見つける方法を説明した。
その後は、及川氏による基調講演や3人に経営者によるトークショー、それぞれのテーマでの分科会などが行われた。