薄毛、ニキビ、体の臭い、体毛など、男性が抱える悩みには多くの種類があります。これらのコンプレックスに悩まされている男性は少なくないのではないでしょうか。
今回、12月11日に出版された、それらの悩みを抱える人たちに向けた著書「ぜんぶ毛包のせい。」の著者、はなふさ皮膚科院長・花房火月(ひづき)先生にインタビューを実施。薄毛、ニキビ、体の臭いなどの男性美容について語ってくれました。
はなふさ皮膚科院長・花房火月先生
はなふさ皮膚科院長・花房火月先生は大阪府出身、東京大学医学部を卒業。平成23年に三鷹はなふさ皮膚科を開設。その後は新座、国分寺、久我山などにも病院を開設。
The Japan Times紙によりアジアの次世代を担うリーダー100人に選出されたほか、テレビ番組「とくダネ」、「ビビット」、「めざましテレビ」、新聞、雑誌などでコメントをするなど、男性美容、AGA業界で広く名の知られている先生です。
花房火月先生インタビュー
花房先生は日本の皮膚科の医療のレベルを上げていきたいという想いのもと、日々活動。今回、本を出版した背景には花房先生の「現在、世の中には怪しげな治療が山ほどある。そういったものを無くしていきたい。」という考えがあるそうです。
先生いわく、現在日本では男性の美容に対する関心は高まってきているそう。「若い人たちはコンプレックスを解消したいという想いから、年配の方はビジネスシーンにおいての見た目の観点から美容に注目が集まっている」と語ります。
実は花房先生も若い頃に薄毛などの男性美容関係に悩んできたといいます。その事がきっかけで男性美容というものに興味を持ったそう。「昨今の男性美容ブームを受け、自分と同じような悩みを持つ人が山ほどいることを知り、そういった人たちに正しい知識を知っておいてほしいので本を執筆しました。」と語っています。
また、同書では世の中から効果の無い怪しげな治療を無くしたいと考える花房先生が、医者の立場から見て本当に勧められる薄毛やヒゲ、ニキビ跡などの治療法を紹介。治療薬の効果を示すエビデンスが多ければ良いわけではないという事や、そもそもエビデンスとは何か、といったことまで記載されています。
実際に著書の内容を先生にお伺いしました。
「一人でも多くの人が、毛包とより良い関係を築いていけるようにと想いを込め執筆しました。進化論的な話もあれば、医療技術の進歩と課題にも触れていますし、エビデンスだけで薄毛を救えない理由、巷に蔓延する怪しい治療や昔からあるウワサなどもその真偽を明らかにしています」
著書のタイトルにもある、「毛包」とは、皮膚の付属器官で、毛根を包んでいる組織のこと。男性ホルモンの影響を受けるそうです。
毛包は、とても大切な髪・ヒゲ・体毛を作ってくれ、生きていく上で必要な汗も出してくれます。ニキビ・ニキビ痕は、そんな毛包が苦しんでいる叫びかもしれません。
「古代ローマ人も翻弄され、現在も日本人男性の91%が苦悩している、薄毛・AGA・ニキビ・ヒゲ・体毛・ニオイ・汗といった、男性の外見コンプレックスのほとんどは「毛包ユニット」のシワザです。
・・・ということは、毛包を攻略すれば、悩みの大半はなくなることになります」
男性ホルモンが活発である間は、毛包の悩みが続く……。薄毛ど真ん中の方も、青春のニキビ段階の方も、ニオイが怪しい方も、毛包の存在を知れば、無駄な不安から解放されます。とのこと。
花房先生は今回出版する「ぜんぶ毛包のせい。」について「この本を読んでいただき、医学的に正しい知識を身につけ、コンプレックスを客観視して欲しい。」と語りました。
男性のコンプレックスと深い関わりがあるという「毛包」。コンプレックスに悩む方は花房先生の著書「ぜんぶ毛包のせい。」をチェックしてみてはいかがでしょうか。