日本の領土を・・・!!と中国語で言えない方にもおススメ「通じる中国語上達の方法」

2016/06/09
放送作家 市川真吾

尖閣諸島は中国固有の領土だ!と言う中国に対して、日本国民の多くが反発しています。つい先日も中国海軍の軍艦が尖閣諸島周辺の接続水域内を航行し問題になっている状況です。

 

そんな中国ですが、日本ととてもつながりの深い国であり、経済や文化の面で大切なパート-ナ-です。もっと自由に会話出来たらいいのに…と思う人も多いかもしれません。ところが、英語以上に難しいといわれるのが中国語。特に、発音は一筋なわではいかないようです。

 

と言う事で今回は、留学をする時間もないし、教室に通うのも金銭的にツライ、だけど中国語をいろいろな理由で学んでみたいという方向け「通じる中国語上達の方法」をご紹介します。

中国語上達は“量”に比例する。

最初に結論を言います。「中国語は量」です。

これを、私の中国語の師匠は<<中国語のシャワー>>と呼んでいました。

 

もちろん方法や質も大切ですが、これをやればうまくなるという魔法のような学習法は存在しません。

 

私自身、学生時代中国に留学し、仕事でも中国語を使い、教室にも通い、自宅学習もしていました。伸びた時期、スランプの時期はもちろんありましたが、結局伸びた時期というのは「中国語をうまくなりたい」というモチベーションが高い時期で、とにかく1日の学習“量”が多かったように思います。

 

時間をかければうまくなる。なんて当たり前だと思うかもしれませんが、実は、うまくならない人のほぼ100%が、これをできていないのです。

 

「どんなやり方をしたら効率的か?」を考えるのはもちろん大切、でも、そればかり考えているうちに、結局どれも中途半端に手をつけて、成果が上がらない。こうなると、モチベーションは下がる一方です。

 

まずはどんな学習法でもいいから、時間をかけてやるのが、結果的に上達への一番の近道なのです。

街中の漢字を中国語で読んでみる

とはいったものの、どうしていいかわからない!という人のために、ひとつオススメの学習法をお教えしましょう。

 

それは、<街中の漢字を中国語で読む>ことです。

 

例えば山手線に乗っている時に、「品川」「新橋」「東京」という駅名が出てきます。それを辞書を使って、発音と声調を調べ、自分で口に出してみましょう。(発声機能付きの電子辞書があれば、一番よいです)

 

中には、手紙(=中国語ではトイレットペーパー)のように、日本語と中国語で別の意味になる単語も出てきますが、関係ありません。

とにかく、一つ一つの漢字の音を読めるようにしておくのです。

 

この癖を早い段階にしみこませると、その後様々な中国語の文章に触れた時に、漢字の読み方をわざわざ調べるというステップが省略できるので、読解・翻訳スピードが圧倒的にアップします。

 

そしてこの方法は、中国に留学しなくても、教室に通わなくても、いつなんどき、誰でもトライできるのです。漢字のない環境なんて、日本中探してもそうありませんから。

留学しなくても即実践可能!中国語のシャワーを浴びる生活

<街中の漢字を中国語で読む>方法以外にも、中国語のラジオを聴く、中国語の映画を観る、中国人と友達になる・・・など、実は留学しなくても、中国語にふれるチャンスはいくらでもあります。

 

環境のせいにせず、まずは<<中国語のシャワー>>を浴びる生活、これを心がけてみてください。

 

< 取材・文 / 放送作家 市川真吾 >

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放送作家 市川真吾
この記事を書いた人

放送作家 市川真吾

"学生時代に北京・上海に留学、その後、対中国専門の貿易商社に勤務し、 2013年度よりテレビ・ラジオ番組の放送作家として活動。主な担当番組に TBSラジオ「ザ・トップ5」、TBSラジオ「ジェーン・スー 相談は踊る」、 TBSテレビ「白熱ライブ ビビット」など。 東日本漢語教師協会主催 『第3回「説漢語 通中国」中国語コンテスト』 社会人の部(スピーチ)、準優勝。 "

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