新型コロナウイルスの蔓延により、小学生の学習状況にも影響が出ています。休校や夏休みの延長など変則的な状況が続いたことにより授業理解や学習意欲が低下し、算数の苦手単元が増えたという声が多く挙がっているそうです。
そういった状況を受け、株式会社ベネッセコーポレーションの提供する通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」では、新WEBコンテンツ「算数推理事件簿」を11月25日より無料公開することとなりました。
算数推理事件簿
WEBコンテンツ「算数推理事件簿」は、謎解きストーリーが少しずつ進む展開で、頭を柔らかくして考える算数問題へ挑戦するというもの。低学年向け・高学年向けにそれぞれ問題があり、答えの糸口が見つかったときの楽しさを味わい、算数を好きになるきっかけがつかめる内容となっています。
問題は2022年2月まで毎週水曜日に更新。パソコン・スマートフォン・タブレットで、無料で誰でも利用可能となっています。そして、最終問題は進研ゼミ会員限定コンテンツとして、東大クイズ王の伊沢拓司さん率いる「QuizKnock」とコラボした問題にも取り組めます。
下記ホームページにて公開。
https://sho.benesse.co.jp/cp/sansuuryoku/
「QuizKnock」オンライン授業
また、「算数推理事件簿」の公開に先行して、10月28日から東大クイズ王の伊沢拓司さん率いる「QuizKnock」とコラボした算数のオンライン授業も無料提供。算数への学習意欲を高められる内容となっており、誰でも参加することが可能です。
[https://youtu.be/VXrPb2q2KjI]
申し込みは下記ホームページより。
https://sho.benesse.co.jp/cp/sansuuryoku/online/trial/
算数推理事件簿開発の背景
今回、「進研ゼミ 小学講座」において「算数推理事件簿」が公開されることとなった背景には、東大生の小学生時代の学習実態を調査した結果があります。調査では算数についての様々なことが明らかになりました。
東大生の小学生時代の学習実態調査
調査ではまず、東大生の理系、文系それぞれに「小学校で最も得意だった科目」を質問。その結果、算数が得意だったと答えた現役東大生は理系で約8割、文系で約5割という結果になりました。
次に、低学年、高学年で「算数に必要な力」を質問。算数で必要な力は、覚えることではなく、「考えること」「読解力」「楽しむこと」が必要なようです。
最後に、「小学校の算数で楽しいと感じたときはいつか」を質問。最も多かった答えは「答えの糸口が見つかった時」という結果となりました。
これらの結果から、コロナ禍の様々な影響を受けている全国の小学生が 「考える楽しさ・達成感」を体験し、「算数って面白い」「算数を得意にしたい」という気持ちを育んでもらいたいという想いからWEBコンテンツ 「算数推理事件簿」が作成されました。
新型コロナウイルスの影響で、学習状況にも混乱が生じている現在。子供たちに算数を好きになる気持ちを持ってもらうため、「進研ゼミ 小学講座」の「算数推理事件簿」を利用してみてはいかがでしょうか。