大学受験生の皆さんにとって夢あり、希望あり、理想ありの学部・学科選び。星の数ほどある大学から自分にあった学校を選び出すのは時間と労力を要するものです。
一般入試の他に、最近ではAO入試なるものがあり、自己表現をする資料を作成しなくてはならないため、夏までには決めておかないと間に合いません。今から頭を悩ませている方もいるかも。なかには、ちょっと変わった名前の学科なんかあったりして…現代ならでは【ちょっと面白い学部・学科】をご紹介します。
『デジタルゲーム学科』大阪電気通信大学
http://www.osakac.ac.jp/faculty/isa/dg/
コンピュータサイエンスの基礎、高度なプログラミング、3DCGやデザイン、アニメーションやサウンドなどの表現技術を総合的に学びます。
人々を楽しませる革新的なデジタル・コンテンツや、生活をより豊かにする新たなツールを創造できる人材を育成するための学科として設立されました。国内では、大学でゲームを教えることについての批判があるものの、2007年頃から、この学校以外にも続々と誕生しているようです。
『マンガ学部』京都精華大学
http://www.kyoto-seika.ac.jp/edu/manga/
マンガ学部では、マンガやアニメーション分野をリードしてきた、心底マンガを知る人達が先生を務めているため、自ら経験して得た作品を生み出すノウハウを直接学ぶことができるのだそう。
授業は、液晶タブレットを使った作画などのデジタルスキルを習得したり、マンガ雑誌の編集手法を学び、企画力をやしなうなど、実践的な部分も学ぶことができると言います。在学中に賞を獲得する、デビューするなどの生徒も少くないとか。
『危機管理学部』千葉科学大学
http://www.cis.ac.jp/information/introduction/crisis/
東日本大震災により、危機管理について考えるべきだとの声があちらこちらであがている今だからこそ、色々な大学で設立されつつある学部。
この学部では、自然や地球環境だけでなく、犯罪、医療、工学技術や航空、ヒトと動物など、さまざまな視点から危機管理が学べるということで、卒業後は国家・地方公務員、消防士、警察官だけでなく、介護や医療の分野など、広い範囲において就職が可能だとか。これからの時代、ますます必要とされるであろう「危機管理のプロ」となる人材を育てているそうです。
『応用生物学部 醸造科学科』日本農業大学
http://www.nodai.ac.jp/fer/
甘酒や塩麹など、最近「発酵商品」が話題になっていますよね。そんな発酵は、微生物の力を利用してつくられています。
その微生物の働きについて学べるのが「醸造学科」。ここでは、最先端のバイオテクノロジーの知識も身につけることができる、国内でも珍しい「醸造」の名をもつ専門教育機関だそうです。
他にも『モチベーション行動科学部 東京未来大学』『書道学科 大東文化大学』『事業構想学部 宮城大学』『知的財産学部 大阪工業大学』『新進マネジメント学科 浜松大学』などなど、まだまだ新しい学部や学科が増えています。
現代社会において、時代の流れは猛スピード。目まぐるしい変革について行けない…とため息をつく人もいるかと思います。時代が変われば今までとは違った体制を整えなくてはいけないと、商品や条例など、新しいあの手この手が出てきていますよね。それは大学も同じ。
現代社会に適用できる人材を育てなくてはいけないと言う使命の元、昔では考えられない『学部や学科』ができるわけです。この先、新しい学部や学科で学んだ人たちが、どんな活躍をしてくれるのか?楽しみですよね。