約10万個の電球と、ハンドベルの音色が有楽町に灯る「Starry sky 2018-2019」

2018/11/09
Shoichi Sato

東京初のプラネタリウムである「東日天文館」が有楽町に誕生したのは、今から80年前です。同館は1945年の東京大空襲で焼失。しかし今年12月、TOHOシネマズ日劇跡に新しいプラネタリウム「コニカミノルタプラネタリアTOKYO」がオープンします。

14回目の開催となる今年の有楽町マリオンイルミネーションは、このような歴史的背景に着想を得て企画されました。有楽町マリオンイルミネーション「Starry sky 2018-2019」と題し、11月8日からスタート。スーツを着たサラリーマンや子ども連れ家族ら大勢の通行人が足を止めて、スマホを構えていました。

点灯式では世界的ハンドベル奏者、大坪泰子さん主宰のハンドベルグループ「きりく・ハンドベルアンサンブル」が演奏を実施しました。「フロスティ・ザ・スノーマン」や「メリー・リトル・クリスマス」など耳馴染みのある曲を披露。躍動感あふれる動きで音程の違うベルを次々と持ち替え、曲を奏でます。

カウントダウンが終わると、昨年対比170%となる100,764個の電球が一斉に点灯。歓声が上がると同時に名曲「木星(ジュピター)」の優しい音色が流れます。会場にいた観覧者らは息を飲みながら、イルミネーションとハンドベル奏者を交互に動画撮影。ビジネス街が一瞬にして幻想空間に包まれます。

大坪さんは「(外と施設をつなぐ)ラインまで光るとは思わなかった。見ていた子どもが『流星だ』と驚いていたけれど、私もびっくりした」と、イルミネーションの仕掛けに感動していました。 

来年のバレンタインまで開催中

壮麗な星空をモチーフにした有楽町マリオンイルミネーション「Starry sky 2018-2019」は有楽町マリオン晴海通り側広場で、2019年2月14日まで開催中です。点灯時間は16時半から24時05分。30分間に一度、天空オーバルや柱、ゲートのイルミネーションが煌めく演出も。また、有楽町マリオン1階センターモールの円柱も電飾が施されており、施設全体が輝く演出となっています。

これから寒い季節になりますがクリスマスや年越し、バレンタインデーなどイベントも目白押し。有楽町マリオン晴海通り側広場は、待ち合わせ場所としても有名です。心温まるイルミネーションを見ながら待つ時間も素敵なものとなりそうですね。

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Shoichi Sato
この記事を書いた人

Shoichi Sato

地域ミニコミ紙の編集記者、広告代理店を経てフリーライターとして活動中。趣味は山登りなど、スポーツ全般の元高校球児。未確認生物や宇宙、戦国時代 などが好きなロマン追求型。座右の銘は「気は遣うものではなく、配るもの」。 ブログ:s1-thats-WRITE

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