おうちの1杯目はプレミアムなビールで!10月からのビール減税が強力追い風に

2020/10/08
マガジンサミット編集部

サントリービールは、プレミアムビールに関する消費者への調査の中で、10月から実施された酒税改正に関してもアンケートを実施。生活様式の変化による家飲みの充実化と「メリハリ消費」の意識が高まったことも相まって、プレミアムビール消費拡大のきっかけになると分析している。

同調査は「プレミアムビールを月2、3回以上自宅で飲用している」という20~59歳までの男女1000人を対象に実施された。今回の酒税改正について「知っていたか?」と質問すると、意外にも「知っている」という人は全体の34.8%。3人に1人しか詳細を把握していないという結果となっている。


 
2018年4月の酒税法改正により、今年10月、2023年の10月、2026年の10月と段階的に酒税の税率が変わることになり、今回はその第1回目の酒税改正。ビールは1リットルあたり20円の減税、発泡酒(麦芽比率50%以上)は1リットルあたり20円の減税、新ジャンル(ビール・発泡酒を除くビールテイスト飲料)は1リットルあたり28円の増税となり、それぞれの価格差が縮まった。

こうした酒税改正の影響によって注目を集めそうなのがプレミアムビールだ。新型コロナウイルスの影響による在宅勤務・テレワークの増加で外でお酒を飲む機会が減ったと回答した人に対し、自宅で飲むお酒の選び方について質問したところ、7割近くが「家でもいいものを選ぶようになった」と回答。プレミアムビールの引用回数も増加傾向にあるという。

昨年秋の消費税増税以降、お金をかけるものとかけないものをしっかりと分ける「メリハリ消費」の意識が高まっていたが、それに「おうち時間」の増加が拍車を掛けたといえる。「家でビールを飲むならプレミアム」という需要が高まっており、酒税改正で減税となったことが広く周知されれば、かなり強力な追い風になりそうだ。

こうした結果を受けて、同社が販売する「ザ・プレミアム・モルツ」ブランドでは、酒税改正に併せて「一杯目」に着目したプロモーションを展開する。最初の「一杯目」はビールがもっとも選ばれやすいタイミングであり、同ブランドが訴求している「神泡」の飲用シーンとしてもふさわしいという。

同社は「一杯目においしいビールを飲んで豊かな時間を過ごす提案を通して、お客様の飲用喚起を図っていきます」としている。

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