世界最大の日本人街を持つブラジルでは、なんと“焼きそば”が庶民の味になっているんです。しかし、その定着の仕方が少し日本人からしたらおかしなことに…
今回は、そんなお店とインスタントで全く違う、日本生まれ、ブラジル育ちの“YAKISOBA”をご紹介!
お店の“YAKISOBA”
リオデジャネイロのZona Sul(ゾナスー)には、ハンバーガーショップ、バー、ベーカリー、大衆レストランといった形の様々なお店が並んでいます。そんなお店の中で見つけられるのが“YAKISOBA”。
(鶏肉入り、牛肉入り、えび入り、ミックスなどの種類)
焼きそばを頼む際には、お店により種類があり“カルネ”“鳥”“エビ”“ミックス”がたいてい置いてありました。
味はというと…とにかくしょっぱい!
基本的にブラジルの食事は個人差にもよりますが私にとって、しょっぱいものはしょっぱすぎ、甘いものは甘すぎます。そのため、焼きそばも例によってしょっぱいです。
お店にもよりますが、皿の底にソース(というより醤油)が溜まるほどかかっていました。なのに、提供される際に卓上醤油とともに出されます。すごいです…。
日本人の“焼きそば”の概念を壊すインスタント“YAKISOBA”
お店で食べる焼きそばは、調味料が皿の下に溜まり、あまりにしょっぱいですが、一応見た目は焼きそばの形をしていました。問題はここから…スーパーで見つけたインスタントの焼きそばです。
さぁ、作り方を見てみましょう。
お湯を沸かして、麺をゆでて…ここまでは日本のインスタント焼きそばと変わりませんね。ところが…ん?あれ?粉末スープを思いっきりお湯の中に入れている…。
そうなんです。これがブラジルのインスタントYAKISOBA!!なんです。私はポルトガル語が読めないので「なんかおかしいなー」と思いながらブラジル人の知人に聞いてみると、「スープありでいいんだよ!」とのことでした。で、出来上がったのがこちら…。
まぁお世辞にも美味しそうではないですね。感想は、ちょっと変わった味のラーメンを食べたという感じで、焼きそばでは全くなかったです。当たり前ですが…。
作り方を教えてくれた知人曰く「好みの味に合わせてお湯を捨てて調節するんだよ!」とのことでした。あくまでインスタントはスープありきのYAKISOBAらしいです。
海外で見る日本食は面白いですね。