渋谷ファッションウィーク実行委員会は渋谷の街からファッションとアートを発信するイベント「渋谷ファッションウィーク」を2023年3月11日(土)より開催。「東京クリエイティブサロン 2023」(TOKYO CREATIVE SALON 2023)に参画し、31日(金)まで、渋谷の街からファッションとアートを発信するイベントが行われている。
渋谷ファッションウィークは2014年3月に初開催し、毎年春と秋の開催を重ね、今年で19回目を迎える。渋谷駅周辺の大型商業施設が垣根を超えて参加し、ランウェイショー「SHIBUYA RUNWAY」はじめ、街を回遊するアート企画やオンライン企画、各施設の特色を活かしたプロモーションなど、様々な施策で渋谷からファッションを軸にカルチャーを発信するイベント盛り沢山の期間となっている。
2023年春は『ENCOUNTER “コロナ禍の約3年を経て圧倒的に失われた人・コト・モノとの「出会い」を紡ぎ出す”』をコンセプトに展開。
3月19日に行われた「SHIBUYA RUNWAY ”THE INCUBATION”」では日本のファッションシーンを築いてきたデザイナーズブランドのコレクションや、さまざまなファッションカルチャーを生み出してきた渋谷のストリートカルチャーを紐解き、”現在”に再解釈したルックを発表した。
ファッションディレクター山口壮大氏が主宰する有志学生ラボ”CULTYRAL LAB.”のディレクションのもと、AIに渋谷の街とファッションカルチャーの遍歴の演出を取り入れ、今年100周年を迎える文化服装学院の学生と共に過去と未来が出会い、生まれる新しい形のランウェイショーを開催した。
発表されたルックは3月21日〜27日まで西武渋谷店にて展示を行う。
今回のランウェイは初のホール開催、AIを取り入れるなど新たな挑戦となる。このランウェイショーを見た、渋谷ファッションウィーク実行委員長の大西賢治氏が感想を聞かれると、次のように答えた。 渋谷からは音楽やファッションなどいろんなカルチャーを発信している。文化服装学院が今年100周年を迎えるということで、ランウェイからカルチャーの年表を見せてもらった。
渋谷からこのようなコトが発信できるのだと再確認できた。コロナ禍の3年間、様々な想いを経てみんな過ごしてきたと思う。そのような中、渋谷からランウェイショーを発信できて嬉しかった。これからも渋谷の街で自由にファッションを楽しみ、自分を表現していって欲しいと語った。
また、ファッションディレクター山口壮大氏が今回のランウェイショーでのAIとリアルの融合という新しい挑戦に対して聞かれると、非常に挑戦的で大変なショーだったと話す。時間の制約がある中、学生が熱意を持って取り組んでくれて、ランウェイショー当日を迎えることができてほっとしている。文化服装学院100周年という時代の節目にたまたま自分がいて、このような機会をもらえた。丁寧に紡いでいきたいう想いと共に、このような挑戦的なショーをつくれたので、学生と一緒に取り組めてよかったと語った。
他にも映画『アイスクリームフィーバー』と渋谷ファッションウィークがコラボレーションした『アイスクリームフィーバー』のアナザーストーリームービーの公開。また、渋谷の隠れた桜の名所、桜丘町さくら通りの入口に在るアートギャラリーSACSにて、様々な分野で活躍するアーティストたちと新たに出会い、縁を結ぶ『渋谷縁日』を開催するなど会期中、渋谷エリアではファッションをテーマにした様々なイベントが開催されている。
気になる方はサイトをチェックして訪れてみてほしい。
https://www.shibuya-fw.com