離婚を考えた時、絶対知っておきたいお金の知識とは

2020/06/17
内藤 みか

新型コロナウイルスの影響で離婚話が持ち上がる夫婦もいるとのことで、 「コロナ離婚」というワードまでできています。ステイホームにより、24時間顔を突き合わせていなくてはならない状況が、夫婦関係をどう変化させているのでしょうか。

家で仕事をする夫

知り合いの人妻さんたちと連絡を取ると、皆口々に「夫が家にずっといるのよ〜」とこぼしてきます。最初はノロケかと思ったのですが、どうやらそうではないようなのです。何がイヤかというと「私だけが家事をしていて夫は何も手伝わずに寝ころがっている」ということに尽きるようです。 

また、夫が自宅でリモートワークをすることが増え、ビデオ会議がひんぱんに行われるなど、家の中でも自由に掃除機をかけることもできなくなりました。それに、いつも適当に済ませていた昼食も、夫の分も作らなくてはならず、負担が増しているとのことです。

 夫の本音が透けて見えた

けれどこれらのことは、離婚に至るほどのものとは思えません。一番の問題は、家事をしない夫に文句を言った際に「誰のおかげで食えていると思ってるんだ!」と叱られたり「俺は仕事をしているんだから家事はしない」などといばられたりすることにあるようです。

「あの人がそんなことを考えているなんて思ってもいなかった」「私に対する感謝がない」というショックがなんども重なることにより「私をメイドのように思っていて愛情がないのならもう離婚したい」という考えが浮かんでくるそうです。

離婚とお金の大事な関係 

LEE20206.7月号では、「知っておいて損はなし!離婚の経済学」という記事があります。それによると離婚をする際にお金を貯めたという人が44%もいました。そして一番多かった回答額が500万円以上(26.9%)だったのです。けれど50万円未満の人も23%いましたが、これは共働きと専業主婦の違いかもしれません。 

離婚をする時に問題となったことは、子供(29.5%)に次いでお金(24.7%)が第2位。今まで一緒に暮らしていた夫婦が別れるのですからお金についての話し合いはとても大切です。弁護士など専門家の意見を聞きながら、損をすることなく、しっかりと決めておきたいところです。

離婚後、養育費を受け取ることができているシングルマザーはわずか2割と言われています。単なる口約束だと後々の証拠にならない可能性もあります。子どものためにも、離婚の際は、公正証書など、しっかりと法的にも通用する書類を作成し、将来に備えましょう。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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