おひとりさまでもアフタヌーンティーで楽しめる

2021/10/13
内藤 みか

感染症の流行が少し落ち着いている時期には、街に人が戻ってきます。そんななか、自分にちょっとした贅沢を・・・と、アフタヌーンティーを楽しむ人たちも。なんとアフタヌーンティーにも密を避けてひとりで楽しめるおひとりさまプランが登場しています。

アフタヌーンティーはマダムの愉しみ

コロナ禍以前は、アフタヌーンティーはマダムをはじめとするスイーツ好きな女性のお楽しみでした。美しく盛り付けられた小ぶりで可愛いスイーツをゆっくり味わい、お茶をお代わりしつつ、上質な空間で長時間のおしゃべりを楽しむのです。

おしゃれをして、都心のホテルなどの座り心地のいいソファにゆったりと身を沈めながらのおしゃべりは、普段よりもずっと盛り上がります。そして一緒にスイーツを分け合った人とは、いっそう絆が深くなった気がするものです。

おひとりさまアフタヌーンとは

以前、ホテル最上階でのアフタヌーンティーを楽しんでいたとき、たったひとりでそれを食べている女性がいました。おひとりさまはそのテーブルだけだったのでかなり目立っていたのですが、彼女は黙々とスイーツを食べ続けていました。

アフタヌーンティーといえばおしゃべりの楽しさあってこそと思っていたので、その時は、ひとりで食べていて寂しくないのかなあ?と思ったのですが、感染対策なのでしょう、今年のアフタヌーンティーは、あちこちのお店でおひとりさまプランも登場しています。周囲も皆一人客なので、静かにゆっくりとスイーツを楽しめるというものです。

それでもやっぱりスイーツを食べたい

私も2年ぶりくらいにアフタヌーンティーを楽しもうと予約サイトを眺めてみました。秋の味覚を紅葉のように美しく散りばめたプレートなどもあります。お値段はディナーと変わらないほどお高めなのですが、たまには心ゆくまでスイーツを楽しんでみたいものです。

『STORY』2021年11月号では「あの人と再会の日まで自分盛ってこ!」という特集があります。そこには感染流行が落ち着いたら行きたい場所の1位がホテルのアフタヌーンティーでした。自宅で自炊&普段着で過ごしていたので、おしゃれして美味しいものを味わいたいのです。大勢で集まりはまだ難しくても親しい女友達とそっとおしゃべりを楽しむことから街に戻って行きたいと考えている人が多いのでしょう。

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内藤 みか
この記事を書いた人

内藤 みか

作家/脚本家/イケメン評論家。著書80冊以上。ケータイ小説時代から電子書籍の自著も多数。脚本担当のラジオドラマ『婚活バスは、ふるさとへ』(YBS)が文化庁芸術祭優秀賞&日本民間放送連盟賞優秀賞。 ツイッター https://twitter.com/micanaitoh ブログ https://plaza.rakuten.co.jp/micanaitoh/

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