@NetflixJP_Anime より
ポスト『愛の不時着』と今話題なのが、Netflixで配信が始まってからずっとランキング上位をキープしている韓国ドラマ『サイコだけど大丈夫』でございます。制作会社は、『愛の不時着』など続々と人気作をNetflixで配信するドラマ制作会社スタジオドラゴン。映画『パラサイト』の製作会社CJ ENMのドラマ部門が独立した会社でございます。
『サイコだけど大丈夫』は、自閉スペクトラム症の兄と2人で暮らす弟ムン・ガンテ(キム・スヒョン)と、愛を知らない人気童話作家コ・ムニョン(ソ・イェジ)の運命が交差していくラブロマンス。といっても、ただのラブロマンスではございません。グリム童話などをモチーフにした独特の世界観がゴイスーがゴイスーなのでございます。非現実的なファンタジーのようで、現実的でもあり、メッセージ性も強く、『愛の不時着』とはまたひとあじ違う、新感覚のヒーリング・ラブストーリーでございます。
超人気俳優のキム・スヒョンさまの除隊後初の復帰作としても話題でございます。
さらに!
— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) December 18, 2020
『サイコだけど大丈夫』も
12月25日から日本語吹替版が登場🎉
吹替を担当したのはこちらの面々👏
ムン・ガンテ/キム・スヒョン:#小林親弘
コ・ムニョン/ソ・イェジ:#村中知
ムン・サンテ/オ・ジョンセ:#平田広明
年末年始のイッキ見候補が増えていく…!#ネトフリ #韓ドラ pic.twitter.com/Kadi6eLOPT
そして本題でございます。相手役のソ・イェジさまが演じる人気童話作家コ・ムニョンがドラマの中で出した絵本5冊が今話題なのでござます。
ドラマの中だけではなく実際に発売されると、ドラマの話題性だけでなく、そのR指定ばりの内容もあってか、韓国国内で大きな注目を集め、さらに、ゴイスーなスピードで日本語版も出版されたのでございます。
「サイコだけど大丈夫 公式絵本1 悪夢を食べて育った少年」(著:チョ・ヨン
絵:チャムサン 出版社:宝島社)
こちらの『悪夢を食べて育った少年』は、ドラマの中で最初に登場する絵本でございます(ムニョンとガンテが最初に出会った朗読イベントで登場)。
悪夢を見なくてすむように、自分の記憶を消してくれと魔女にお願いした少年のお話でございます。魔女が出した条件は、「20年後、おまえが幸せな大人になっていること」。果たして少年は幸せになれるのか…。
こちら、大人の心にグサリと突き刺さる深い絵本となっております。映画ならR指定間違いナッシングでございます。ドラマも、かなりグロテスクな表現や乱暴なシーンが登場しますが、こちらの絵本も小さなお子様にプレゼントするのには、ちょいと抵抗のある絵本でございます。まさに、“本当は怖いグリム童話”でございます。
絵本の著者でもるチョ・ヨンさんのコメントには、「童話は、…夢を与える話ではなく、現実を教える薬。だから童話をたくさん読んで目を覚ましてください」と。こちら、ドラマの童話作家コ・ムニョンのセリフでもあります。
超人気韓国ドラマ発の話題の絵本でございます。5冊それぞれ、まったく世界観が楽しめる内容になっております。ドラマファンでない方も、ドラマを観ていない方も是非一度、ご体験くださいませ。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)