今年の超ビッグイベントといえば、元貴乃花の“絵本作家宣言”、それと、“ラグビーワールドカップ” でございます…。
ラグビーワールドカップといえば、世界3大スポーツイベントの1つ。それが、今年、令和元年に日本で開催されるのでございます。9月20に開幕、開催まで半年をきっております。空前のラグビーブームが来ること間違いナッシングでございます。ブーム前に先取りしてやろう…という動きも様々なところで出てきております。
株の世界では、「2019年ラグビーワールドカップ開催でブレイクしそうな銘柄はコレ」的な記事も…。
ファッションの世界でも、ラガーシャツ、ラグビージャージがブームになるのではないか…と言われております。ラガーシャツに力を入れるブランドも多いのでは…。
ちなみに、ラガーシャツとポロシャツの違い、ご存知でございましょうか…襟が違います。ニットがポロシャツ、布がラガーシャツでございます。全体素材は、薄手のニットがポロシャツ、厚手の生地がラガーシャツ。ボタンが柔らかい素材でできているのが、ラガーシャツでございます。
見た目では、ほとんど差がございませんが、素材に違いがあるようでございます。そう、ラグビーは(ポロに比べ)ハードなスポーツなのでございます。
さらに、絵本の世界でも…
ラグビーと幼児…。小さい子供がラグビーやる?水泳や体操ならともかく…と思われる方も多いのでは…。最近では、ゴルフやフィギュアや体操、卓球など幼い頃からスタートする選手が多いのですが、ラグビーは、他のスポーツと比べ、危険だというイメージがあるからか、他のスポーツに比べ部活やクラブも少ないのでございます。
そんな現状を打破、ラグビーの魅力をもっと幅広くアピールしていこうと、日本ラグビーフットボール選手会会長の畠山健介選手の熱意で実現したのが、こちらの絵本でございます。
「らくがきボール」(作:鈴木のりたけ 監:日本ラグビーフットボール選手会 出版社:小学館)
こちらは、2月1日に出版。先取りしております。やるね、絵本業界!やるね、小学館でございます。
なんと!形がラグビーボール(楕円形)なのでございます。大人が「やられた!」とつぶやく企画系の絵本でございます。それもそのはず、アイデアあふれる絵本を続々リリースしている注目の人気作家、鈴木のりたけさまが手掛けておられます。
鈴木さまは経歴もゴイスーでございます。一橋大学社会学部卒業。就職先のJR東海では、新幹線も運転。ちなみに、鈴木さまは、少年時代から「面白い子」として有名だったそうで、JR東海の担当者さまにも、「君はイロモノ採用だ」と言われたとか言われなかったとか…。
JR東海退社後は、グラフィックデザイナーを経て絵本作家に。デビュー作は伝説の大人ナンセンス絵本と、小生が勝手に語っております「ケチャップマン」でございます。一度、絶版になっていたのが、昨今の大人絵本ブームから復刊した作品でございます。お時間ございましたら是非、ご体験頂きたいシュールな大人絵本でございます。
脱線いたしました。「らくがきボール」の内容ですが、ひとことで言うと、「ラグビーボールの形をした遊べる絵本」でございます。ラグビーボールの形(楕円形)に、こんな落書きすると、こんなものになっちゃう、これを楽しむ絵本でございます。これなら幼児のみなさまもラグビーに興味を持ってもらえるのでは…という素敵なアイデアと、ラガーマン達の想いが詰まったラグビー絵本でございます。
(文:絵本トレンドライター N田N昌)