
「角川武蔵野ミュージアム」1Fグランドギャラリーにて、4月25日(土)から10月26日(月)の期間で「銀河鉄道999 THE GALAXY EXPERIENCE あの旅は、まだ続いている。」が開催される。
同展覧会は、1979年公開の劇場版『銀河鉄道999』をベースに、映像を用いた大規模空間での体験型展示として再構成。銀河超特急999号の旅路を平面のスクリーンから空間に拡張し、来場者はその中で列車に乗り、様々な星に降り立ち、鉄郎やメーテルと旅をする。一本の叙事詩である『銀河鉄道999』の物語を、映画として“観る”のではなく、銀河鉄道の乗客となって物語の中を歩くように体験できる。
開会に先立ち、 4月23日(木)にメディア内覧会が実施され、一足先に展覧会を体験することができた。
ホワイエには銀河鉄道をイメージした客車が置かれ、客席に腰掛けると車窓には映像の銀河が広がり、地球へ向かう999号が走り抜ける。会場は大きく3つに分かれており、第1会場はイマーシブシアター、第2会場は「言葉の回廊」、第3会場は「物語の裏側へ」となっている。

まず、第1会場では、約30分の映像体験コンテンツを体感することができた。
主人公・星野鉄郎の旅立ちに触れる映像を見ながらたどり着くのは出発駅、メガロポリス・ステーション。約1,000㎡の空間に、本展のために新たに導入された32台の最新4Kレーザープロジェクターで映し出される映像空間。映像だけでなく音響機材も刷新され、従来の「壁と床に投影された2D映像に包まれる」という感覚を超え、四角い部屋であることを忘れてしまうほどの圧倒的な空間美を実現している。

広大な空間で音と光に包まれて、作品の世界に入り込み、鉄郎とともに「銀河の旅人」の一人となる。本展では、1979年に公開された劇場版『銀河鉄道999』へのリスペクトが込められていて、「映画の外側に広がっていたかもしれない空間」まで拡張し、物語世界の中に"存在する"という体験ができる。
映像では全部で8シーンが描かれている。シーン1の「メガロポリス中央駅/出発」から始まり、「タイタン」や「冥王星」に停車しつつ、クライマックスの星にまで至り、エンディングを迎える。

劇場版『銀河鉄道999』のストーリーをなぞった内容なので、作品を愛するファンはもちろん、宇宙を旅するデジタルアトラクションとしても堪能できるため、世代を超えて楽しめそうだ。
第2会場「言葉の回廊」は、「気にするな、俺は死なんよ。まだ、死んでたまるか」などの劇中のセリフが壁などに書かれていて、イマーシブシアターの余韻を味わえる宇宙空間となっている。

その先にある第3会場「物語の裏側へ」には、制作の裏側や劇場版の設定資料が展示。作品世界を詳しく知ることで、原作者・松本零士の描いた宇宙と思想に触れることができる。

「観る」から「存在する」へ。本展は、映像機材や音響システムを刷新することで、従来の没入型展示とは一線を画す体験を提供している。
劇場版『銀河鉄道999』の普遍的なストーリーをベースにしながらも、最新技術によって新しい角度から作品を掘り下げた本展。かつて映画館で胸を熱くした世代から、デジタルアートに関心を持つ若い世代まで、幅広く受け入れられる内容となっている。メトロポリス中央駅から始まるこの「新しい旅」は、角川武蔵野ミュージアムにて4月25日からスタートする。
(C)松本零士/零時社・東映アニメーション






