3.11から10年。食品・飲料が常温で長期保存できる「ロングライフ紙パック」でかなえる、日常からの備え

2021/03/09
マガジンサミット編集部

2011年3月11日に起こった東日本大震災から今年の3月で10年の月日が経ちます。あの震災を機に、現在では様々な企業が防災用品の開発に力を入れていますが、東日本大震災が起こった時に活躍したある製品をご存じでしょうか。

震災時、日本テトラパック社は国内の複数乳業メーカーへ呼びかけ、180万本のロングライフ牛乳を被災地に寄付。「ロングライフ紙パック」という常温で長期保存ができる紙パック飲料ゆえに、保存日数が必要となる被災地への支援を実現させました。

ロングライフ紙パック

ロングライフ紙パックは、食品・飲料の味、風味、栄養を保ちながら、常温で長期保存ができる紙パック。再生可能な森林資源を使っているので環境にもやさしく、輸送効率も良いことから、ヨーロッパやアジアの国々でも広く活用されています。

6層構造の気密性の高いアルミ箔が、中身の食品・飲料の酸化の原因になる酸素と光を処断。内容物の風味を保つことができます。

赤ちゃん用液体ミルクにも

2016年4月に発生した熊本地震では、フィンランドから乳児用の液体ミルクが救援物資として届けられましたが、当時の日本では乳児用の液体ミルクは製造されておらず、馴染みがなかったために活用されませんでした。

そのことを受け、日本でも乳幼児用液体ミルクの製造販売許可がおり、2019年に日本で初めて発売されたのが、製造から半年間保存できるロングライフ紙パックを使った乳児用ミルク「アイクレオ」です。現在、このミルクは自治体の非常用備蓄にも採用されています。

身近な製品にも使われているロングライフ紙パック

ロングライフ紙パックが防災に役立つものだということが分かりましたが、実は我々が普段口にしている食品、飲料にロングライフ紙パックは使われています。

料理研究家で防災士の資格も持つ島本美由紀先生は、ロングライフ紙パックはローリングストック(食品、飲料を多めにストックしておき、食べた分を買い足していく事で備蓄を行う方法)の食材としても優秀だと語ります。

島本先生「普段から家族がよく食べる・飲むものをストックしておけば、いざという時にも安心。雨で買い物がおっくうな日の“あともう1品”の食材にも活用できます。最近では、常温で保存可能なロングライフ紙パック入りの豆腐や牛乳も販売されています。実は、豆腐は冷やしすぎないほうが大豆のうま味が引き立っておいしいというメリットも。ぜひ活用してみてくださいね。」

防災時に強い味方となる「ロングライフ紙パック」。普段からローリングストックを行っている人も、これからやってみたいという人も取り入れてみてはいかがでしょうか。

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