読書は知識や感情を豊かにするだけでなく、人の心を癒す効果があるということがわかってきたようです。ではどのように読書すれば効果が高いのでしょうか。本とリラクゼーションについて考えてみました。
読書療法でストレス減
『VOGUE』2018年12月号には「読書が脳や心に与える効果とは!?」という記事があり、そこには「読書療法(ビブリオセラピー)」というここ数年注目されているものが紹介されていました。
人工知能研究所の黒川伊保子さんによると、脳は読書をすることで進化するのだとか。そして脳が進化すると理解力も上がるので、ストレス軽減にも効果があるだろう、ということです。
読書療法とはどんなもの?
読書療法とは、その名の通り、本を読むことで癒しを得るというもので、精神的な症状を抱える人のために用いられているもののようです。日本での認知や普及はまだ低いようです。どのような本を選んだらいいかは人それぞれのようです。ひとりひとり抱えている問題や本の理解度なども違うので、一概には言えないのかもしれません。
両方というわけではありませんが、私は以前、本のソムリエなる人にお会いしたことがあります。自分の今の状態をお話しすると、それに適した本を選んでもらえるのです。その時私が勧められたのは「あなたの夢を実現する 人生飛行術」というものでした。
本はたくさんの気づきを与えてくれる
当時、私は夢を叶える方法を探していました。ソムリエさんが教えてくれた本は、立花大敬さんという禅の先生によるもので、どのような気持ちで過ごせば夢が叶いやすいかということをとてもわかりやすく解説してくれていました。自分の心が前向きであれば、夢にすぐにでも近づくことができるというようなものでした。
本は、読んでワクワクしたり感動したりするだけではなく、自分自身の悩みの解決の糸口までもを示してくれることがあります。たくさんの教えや気づきを本から得ることもできるし、癒しだけでなく、とても心強い人生の師でもあるのです。
最近、読書時間は減る傾向にあるといいます。理由はインターネットをする時間が増えているため。今まで読書をしていた時間は、ウェブページを読む時間になってしまったのは、少しさみしいことです。私自身は、読書をするととても集中力が高まるので、毎日お風呂の中や寝る前に読むようにしています。