また夏がやってきましたね。
海水浴やビーチが臨めるホテルなどに旅行するにはいい季節。
概ね「砂浜で素敵な出会いが」なんて期待しているのでしょうが、そんなものは万にひとつも無く、毒牙、毒婦に毛という毛を毟られるのが関の山。
出会いは諦めてただただ波に揺られようと思っても今度は海の中で信じられないほどの毒性を持った生物に遭遇してしまう場合も。
そこで今回は、注意してもらいたい海の猛毒生物を紹介します。
キングオブ毒『マウイイワスナギンチャク』
出典 https://twitter.com/fro_delta_VENUS
名前の通りハワイマウイ島周辺に生息。イワスナギンチャクは強い毒素を持っていることは知られていますが、これは規格外。
神経毒パリトキシンを持ち、その強さは無双級で青酸カリの8000倍。
人間を死に至らしめるには3~6マイクログラムで十分といわれています。
数多いる毒持ち動物の中で最強の毒性だそうです。
刺されないようにしてください。
たばこ一服の間に死に至る『アンボイナガイ』
出典 https://twitter.com/irony0937
熱帯海域に広く分布し、日本では伊豆諸島・紀伊半島より南に生息する貝。
たかが貝と侮るなかれ、神経毒コノトキシンを刺してくるこいつの毒性はインドコブラの37倍。血清もないそう。漁や潮干狩りでうっかり触り刺されて死んでしまう例がいくつもあるんだとか。
英名「シガレットスネイル(たばこの巻貝)」は、刺されて死ぬまで一服するくらいの時間があるため名付けられたそうですが、気取ったネーミングのわりに、危険すぎる貝です。
触るな危険『ヒョウモンダコ』
出典 https://twitter.com/tamaxnegi
日本では小笠原諸島、九州北部、最近では東京湾でも目撃されている猛毒ダコ。
体長10センチほどの小型のタコですが、警戒状態になると青い輪の模様などが現れ、これがヒョウ柄っぽいのでその名がついたそう。フグと同じ猛毒テトロドトキシンをもち噛まれるとおう吐、痙攣、呼吸困難に陥り死んでしまうケースも。
臆病で積極的に噛みに来ることはないですが、比較的浅瀬にも現れるため子どもでも注意が必要です。
対抗策あり『オーストラリアウンバチクラゲ』
出典 http://matome.naver.jp
インド洋南部からオーストラリア西方近海に生息。英名「海のスズメバチ」、地元の人は「殺人クラゲ」と呼ぶクラゲ界最強の毒を持つ危険生物。
4.5メートルも伸びるという触手に触れられると激痛が走り、刺された箇所の壊死、呼吸困難などに陥り1~10分で死に至るそうです。そんな殺人クラゲと恐れられているこいつ、毒針は薄手の布ですら貫通できないそうで、現地でとられている対策のひとつがストッキングを履くこと。日本とは季節が逆というオーストラリアですが、今後海水浴の予定がある方は、是非ストッキング履いてください。
実に恐ろしい毒持ち海洋生物。
とはいえ、気にしていたらせっかくの海が台無し。今年の夏は1回しかありません。心置きなくエンジョイしてください。
ストッキング忘れずに!!