マクドナルドのハッピーセットを今、大人が買う理由とは…

2019/04/23
N田 N昌

世の中には、付録商法というものが昔からございます。古くはグリコのおまけが有名ですが、ポテチの野球カード、チョコエッグなんてものもございました。最近では雑誌にバックやリュックがついてきたりしております。

マクドナルドでも「ハッピーセット」なるものがございます。こちらはオモチャがセットになっております。おもちゃのラインナップは定期的に変わり、ドラえもん、スヌーピー、ポケモン、ミニオン、仮面ライダー、…錚々たる人気キャラクターたちが登場しております。

このハッピーセットのオモチャ欲しさにマクドナルドに行きたがる子供も少なくないとか…。まさに付録商法でございます。

ちなみに、マクドナルドは、年間約15億個のオモチャを世界中に配給。その配給量は世界一だとか。マクドナルドが子供達から一番人気があるファーストフードに選ばれる理由は、このハッピーセットのおかげだとか…。

1997年には、「ティーニー・ビーニー・ベイピー」というぬいぐるみのハッピーセットが、なんと1週間で1億セットも売れたとか…。そのクオリティの高さから多くの大人が、そのハッピーセットを大人買いしたのでございます。

実は今、そんな大人が欲しがるハッピーセットが、日本のマクドナルドで展開中なのでございます。4月12日より始まっております。

実は、去年からオモチャとは別に図鑑と絵本が選べるようになったのでございますが、この図鑑と絵本のクオリティがゴイスーに高いのでございます。

第1弾の絵本や図鑑が大人気で品切れになったほどでございます。たかが、おまけと思うなかれでございます。このハッピーセットの絵本、かなり力が入っております。人気絵本作家さまが続々参戦されております。

そんななか、ついに!満を持して!大人女子から絶大なる人気を誇る絵本作家、シゲタサヤカさまが初上陸でございます。

ひょっとして、まだ、「シゲタサヤカって誰?」という方もいらっしゃるかもしれません。一言で言うと、ゴイスーにシュールでポップなユーモア絵本作家さまでございます。登場するキャラクターの目が全部、白目という破天荒ぶりでございます。また、どの作品にも食べ物が登場するのも特徴でございます。「大人絵本」ブームのど真ん中にいらっしゃる作家様でございます。

育児休暇から今年ついに復帰。先日、4年半ぶりの新刊「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」を出され話題になっていたところでございます。

そんなシゲタさまの新作がハッピーセットの絵本として登場なのでございます。絵本好きの方なら「なんて贅沢な」「絶対、買わねば…」と、すでに、ハッピーセットを大人買いしていること間違いナッシングでございます。

ちなみに、そのシゲタさまの絵本のタイトルは、「ラッキーカレー」。お忘れの方も多いかもしれませんが、マクドナルドでも昼限定ですが、カレーが販売されておりました。余談でございました。

話題のマクドナルド絵本、是非一度、ご体験くださいませ。

(文:絵本トレンドライター N田N昌)

この記事が気に入ったらいいね!しよう

N田 N昌
この記事を書いた人

N田 N昌

放送作家・ナンセンス絵本マニア 「有田とマツコと男と女」「レゴニンジャゴー(アニメ)」 「天才テレビくんMAX」「小島慶子のオールナイトニッポンGOLD」 など、テレビ・ラジオ番組の構成脚本を担当。

N田 N昌が書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop