あなたはどのタイプ?目の疲れやかすみは人によって原因が異なっている

2017/12/14
笹山マコト

 

年末に向けて仕事も大忙し。ストレスと残業と乾燥と寒さ…皆さん、今年もあとわずか、本当にお疲れ様です。長時間パソコンやスマホ、小さな字の資料を見ていると、目に負担を感じていませんか?

 

電子機器やエアコンなど、目の悩みを悪化させる外部環境は多々あります。疲れ目やかすみ目、かゆみ、充血など悩みはさまざまですが、これらの原因は人によって異なるもの。皆さんはその「原因」、正しく理解できていますか?

 

眼科医が教える、目の疲れとかすみの三大原因

 

今回疲れ目やかすみ目について教えてくれるのは、「だんのうえ眼科・二子玉川院」院長の大島由莉先生です。先生は白内障や角膜を専門分野としていますが、コンタクトレンズのトラブルやアンチエイジングなどにも精通しています。

 

疲れ目やかすみ目の原因で特に多いのが「『目の酷使』、『乾燥・角膜ダメージ』、『加齢による変化』の3つです」と先生。それぞれ以下のように教えてくれました。

 

「目の酷使」

長時間スマホやパソコンなどを見ることによる疲れ目。最近は「スマホ老眼」とも言われる、ピント調節機能の低下によるかすみもあります。目の奥がズシッと重く感じ、目が凝っているような感覚になることも。

 

「乾燥・角膜ダメージ」

目の涙液が不足することによる目の負担。乾燥により角膜が傷つきやすくなったり、そのダメージによりピントが合わせにくくなります。コンタクトを長時間装着している人や空気が乾燥している場所に長時間いる人に多い。

 

「加齢による変化」

老眼や涙液の減少により、目が疲れやすくなります。目ヤニの量が増え、かすんで見えることも。40代以上の人は症状が出はじめたら、早めに老眼鏡をつけて目に負担をかけないようにすべき。

 

ぴったりの目薬で、目の負担を軽減

 

目の疲れやかすみを感じた時の対処として多いのが「目薬」。たくさん種類があって迷ってしまいますが、先のタイプがわかるだけで自分に合った目薬をパッケージから探しやすくなります。「目の酷使」タイプはピント調節筋の疲れを和らげるもの、「乾燥・角膜ダメージ」タイプは目の潤いを保つものや、角膜保護成分のあるもの。「加齢」タイプは涙液減少や目ヤニを抑えてくれるものを選ぶと良い、と大島先生は話します。

 

自分の原因を把握できれば、きっと負担もちょっと軽減できるはず。ついつい頑張り過ぎてしまう前に、なるべく目をいたわってあげましょう!

 

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笹山マコト
この記事を書いた人

笹山マコト

地域密着フリーペーパーの編集・営業・記者→震災被災地の復興支援員→ライターに。ローカルエリアの知られざる美食、楽しいこと、コアな経験が大好き。駅のない神奈川県綾瀬市に住み、地元NPOの広報や地元観光の企画などをしてのびのび生きています。

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