この当たり前説明できる?「なんで自転があるのにアメリカに着くの?」

2017/04/07
澤井 一樹

当たり前なのに説明できない・・・。

 

 

2016年年末の出来事なんですが・・・

友人と車の車内でこんな話をしました。

 

筆者「海外旅行行ってみたいな。」

友人「でも時間かかるし疲れるな~。」

筆者「一瞬で“地球の自転”使ったりして着かないかな・・・。」

友人「確かに・・・自転って確か1500キロとかだったはず。」

筆者「じゃあ・・・すぐ着けそうなのに」

友人「そもそも、普通に考えて自転してるからアメリカとか着くわけないよね?」

筆者「それは・・・」

友人「・・・」

筆者「・・・」

 

つまり・・・

 

 

地上から離れた飛行機からアメリカは高速で離れていくはずなのに・・・

 

 

なぜ着くのか!?という事です!

 

 

ここから1時間くらい討論しましたが、全く説明できませんでした!他の友人にも問いましたが、回答率0%。ただバカが多いのかもですが、周りでは賢いと言われているはずの人も説明不可能。「当たり前の事なのに説明できないもんだなー・・・」と思い、これは意外と知らない人が多いはず!この地点で説明できた人は普通に賢い人だと思います。では、説明できない人に、答えを教えましょう。

 

A.慣性の法則があるから

その答えは、学生時代にみんな習った“慣性の法則”があるからです。地球の自転速度は1300㎞~1700㎞という超高速。もし、慣性の法則がなかったら、ジャンプしたら猛スピードで吹っ飛ばされてしまいます。しかし、慣性運動があるのでそれは起こりません。つまりこうしている今も私たちは1500㎞前後の猛スピードで動いているという事で、近くにある木や家、犬、猫、コンビニも猛スピードで移動!しかし、周りも同じスピードなので感じないだけです!地球の慣性運動の影響下にあるので、一定方向に進みだしたら別の力が加えられない限り、同じ方向に進み続けるのです。

 

つまり、地球の物体は全て同じ速度で動いており、本当は、地球の自転スピード+飛行機の速度=本当の飛行機の速度となります。

 

なので、例えばアメリカに行きたいとして、自転が時速1500㎞の所で飛行機が時速800㎞で飛んでいたなら、本当の速度は、時速2300㎞。アメリカは時速1500㎞で進んでいるので、時速800㎞でアメリカに近づいていけるというわけです!!

 

絵で簡単に表すと、下手で申し訳ないですが、

 

 

地球上全て物のが自転速度で高速で移動している

 

 

全てのモノが同じスピードなので速さを感じない

 

 

飛行機も慣性運動の影響を受けるので、他の国に近づいていける! というわけです!

驚愕!“天動説”は未だに生きている!

 

現代の常識はガリレオ・ガリレイが唱えた“地動説”。地球は自転しながら、太陽の周りをまわっているというものですが、これに2015年にサウジアラビアのアル=ハイバリ酋長が異論を唱えます。彼は“地球は自転せず、太陽が地球の周りをまわっている。”と言いました。つまり天動説を唱えたのです。理由はまさかの、私が疑問に思った、“自転があるのになんでアメリカに着くのか?”というものと同じ!

 

しかも、ハイバリ氏だけでなく、他にも天動説を唱えている人はいるそうで、天動説でないと説明できない宇宙の不思議もあるんだとか。地動説、慣性の法則があるからと今では当たり前のようになっていますが。もしかしたら、いつの日か、全てがひっくり返るのかもしれませんね。

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう

澤井 一樹
この記事を書いた人

澤井 一樹

放送作家。関西のCM制作会社で働き、勉強した後に株式会社ライターズオフィスに所属。現在は、フジテレビ「全力!脱力タイムズ」、TBS「爆報!THEフライデー」などの制作に関わるなどしている。

澤井 一樹が書いた記事

あなたへのおすすめ

カテゴリー記事一覧

pagetop