出典:http://www.morinaga.co.jp/ramune/
スーパーの棚から減りが早くなってない? と感じたのは去年の秋くらいだったでしょうか。
それは、「森永ラムネ」。
昭和48年発売以来、駄菓子の定番として親しまれていますが、実は最近になって売れ行きが俄然好調とのことなんです。なんで今!? と思う人も多いでしょう。人気の裏側を調べてみたら、主成分であるブドウ糖が脳に良い影響を与えるとして注目されているからだといいます。
出もとは不明ですが、SNSで広まって、ビジネスマンを中心にじわじわヒット。さらに、受験生やテスト勉強のお供として学生さんにも愛食者が増えていると聞きました。希望小売価格76円という安さで脳が活性化されるステキなカンフル剤といえるでしょう。
ブドウ糖の塊
ブドウ糖が脳に良いとは、一度くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。森永ラムネの主成分の90%がそのブドウ糖です。
体内のエネルギー活動の約20%は脳の働きだと言われますが、そのエネルギー源はブドウ糖。つまり、摂取すると脳に栄養が行き渡るため、活性化されて集中力がアップする、記憶力が高まると考えられるわけです。これは生化学的にも認められているとのこと。
また、ブドウ糖の摂取は、こんな効果もあるそうで・・・
・疲労回復、運動能力向上
・眠気対策
・低血糖症改善
・二日酔い
なぜ森永ラムネが人気なの?
実は、ブドウ糖に限定しなくても糖質そのものが脳の活性化に効果的。つまりチョコレートなども同様です。森永ラムネが人気なのは・・・
・値段が安い
・持ち運びに便利
・手がべたつかない
・粒が小さく手軽に食べられる
・食べるとラムネの清涼感がある
また、甘いお菓子を食べると歯に付着して口臭の原因になったりもしますが、ラムネは溶けてなくなるのでその心配も少ない。そもそも、お菓子というより栄養補給という感じで食べる人が多いみたいです。
研究の材料に
そんな中、2017年12月には、眼鏡メーカーの「JINZ(ジンズ)」が、森永ラムネを食べた人が、どれほど集中力が増すか? という研究に着手しているそうです。どんな時、どんなタイミングでラムネを食べると良いのか? を、センサー付きメガネをかけた人の、眼球の動きや瞬き、姿勢の変化などのデータを取り、仕事能率がいかにして変わるかをみるそうです。結果が気になります。
いくつ食べればいい?
では、どのくらい食べるといいのでしょう? 調べてみましたが、ちょっとよくわかりませんでした。そこで計算してみました。あくまでも参考程度に留めておいてください。
成人で、ブドウ糖は一日約150g必要なのだそうです。つまり1時間に6gほど摂取すれば補えるともいえます。
森永ラムネ1粒のブドウ糖は0.621gなので、10粒食べるとブドウ糖は6.21gです。
ですから、疲れた時、集中したい時、ブドウ糖パワーを脳に補充するなら、多くても1時間に10粒程度摂取すれば充分といえるかもしれません。
ただ、ブドウ糖はお米などの食品にも含まれるので他の食べ物でも摂取している場合もあります。森永ラムネは、ブドウ糖の塊なので、チョコレートなどの甘味類同様、糖質の摂り過ぎはメタボの原因になりますから気をつけて下さい。