子どもが入学したのをきっかけに「携帯買ってよ。みんな持ってるよ」なんて言われている、お父様方、お母様方は多いのではないでしょうか?
携帯電話を使うことで色々な問題が出てきますが、最近巷で話題に上がるのが「担任の先生に子供の電話番号を教えるのが良いのか?悪いのか?」という内容。
色々な意見があるとは思いますが、皆さんはどのようにお考えですか?
教育現場で実際に働いていた私が感じた「携帯のありかた」について思うことは、「大人の立ち振る舞い次第」につきると思うのです。個人的な意見としては、「先生は生徒の携帯電話を知っている方がいい」と思っています。
理由として、実際に現場で働いていると、家に帰らない子供や、何らかの理由で親にも内緒で学校を休んでしまう子供がいるからです。また、子供側においても、学校で言えないことを、いつでも気軽に言える。そんなメリットもあるからです。
誰にも知られずに言いたいことが伝えられる環境と言うのは、学校生活、家庭生活の中に入ってしまうと、なかなかできないものなんですよね。
さらに、顔を見ずに言えるところも、言いたいことを吐き出せる環境だとも言えます。そして、先生が気になる子供に何気ない一言を投げかけることが、問題を解決するにあたりどれだけ大きな一手になることか。
携帯電話は今、子供が抱えている問題の大きな解決手段となる事は間違いありません。しかしなぜ、そんな大きな役割を果たす「携帯電話の連絡先を教えること」に話題が集まっているのか?それは、大人側がとる態度に問題があるのだと思います。
先生と生徒の恋愛に懸念
先生方の中に「勘違い」をしている方々がいるからではないでしょうか?
生徒はあくまでも商品です。どの業界においても、商品を傷つけることは絶対に許されることではありません。さらに保護者が懸念するのは、「先生と生徒の恋愛関係」。
多感な子供が、心のよりどころとする大人へ、恋心抱くことも、実際にあると思います。先生側だって無いとは言いかねません。いくら年が離れているからと言って、恋愛感情が生まれないとは断言できませんよね。
しかし、本当に相手を大事に思うのであれば、世間的に許されるような環境になるまで待つことが出来ると思うのです。それができない先生は、本当にその子供のことを大切に思っているとは言えないと思います。
とはいえ「子供と先生の恋愛状況を把握できない!」と、保護者の方は考えると思います。
そこで、子供の環境を良くチックしてください!と言いたいところですが、それが、なかなかできないんですよね。それでしたら、先生側にちょくちょく連絡を取るようにするといいと思います。目を光らせている保護者に対して、先生も緊張が走ります。その状況が先生の歯止めとなります。
「こんなことして先生に嫌われれば、子供が嫌な思いをする」と言われる保護者の方が多いのですが、逆です。目を光らす保護者の子供には、「何かあれば色々言われてしまう…」という先生方の緊張も高まるわけですから、より目をかけてもらえます。