「自分の時間を誰かのためにちょっと使うだけで、みんなに『ありがとう』っていってもらえる」(みちょぱ)
「ああ」「うんうん」「そういう感じね」(ロバート、山本博・秋山竜次・馬場裕之)
ボランティアというと、時間も労力も要る活動と思われがち。そこを「ちょっとだけボランティア」というサイズ感の「#ちょいボラ」を広く知らせる動画「#ちょいボラ with みちょぱ、ロバート(5分 ver.)」が公開された。
出演は、ロバートの山本博・秋山竜次・馬場裕之と、みちょぱこと池田美優。都内の商店街でのロケのようだが、ぶっつけ本番でやってるのか、台本ありのアドリブなのかわからないほど、自然で笑える。
これ、仕掛けたのは東京都。動画をつくった背景や意図は、映像のおもしろさとは対照的に、かなりマジ。東京都は、今回の動画の狙いについてこう伝えている。
「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催の機をとらえ、ボランティア文化の定着を図り、ボランティア活動の推進を中心とした共助社会の実現を目指した取り組みを展開。今回の「#ちょいボラ」動画は、みちょぱとロバートが、実際に街で「#ちょいボラ」を体験するシーンに加え、実はロバート結成背景に“秋山が独りぼっちの山本をボランティア精神でトリオに誘った”という、 まさに「#ちょいボラ」に関係するエピソードまで飛び出す動画に」(東京都)
「#ちょいボラ」って何? 東京都の回答
「#ちょいボラ」とは、『ちょっとしたことだって、もうボランティア』の略称で、街のゴミを拾ってみる、道で困ってる人に声を掛けてみる、着なくなった服を寄付してみる……など、誰でも気軽に参加できるボランティアのこと。「#ちょいボラ」は経験や時間がない人でもできるので、ボランティアの入口として、誰でも親しみを持ちやすい活動に(東京都)
たとえば、困っている人に声をかけるとか、外国人に英語で道案内をする、着なくなった服を寄付する、街に落ちている缶をゴミ箱に捨てる、夏場に打ち水をしてヒートアイランド対策をする……なんてことも「#ちょいボラ」と。
なるほど。冒頭のみちょぱのコメントのように、「自分の時間を誰かのためにちょっと使うだけで、みんなに『ありがとう』っていってもらえる」という体験を、少しずつ重ねていくことも、これからは大事かも。
参考:「#ちょいボラ」公式サイト(http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/chiiki_tabunka/chiiki_katsudo/kyouyo/0000000878. html)