ジメジメした梅雨の時期、気をつけたいのが臭い問題です。
近頃では、職場の女子社員から大ブーイングとなり、「あの人臭い」「体臭がキツイ」などと“スメハラ(スメルハラスメント)問題”にまで発展したというケースも。「太り気味で汗をかきやすい」「体臭が心配」という多汗症の男性は、エチケットのひとつとして臭い対策に敏感になりましょう。
臭いを防ぐコツ
「汗臭い」という言葉があるせいか、汗が臭いの原因かのように思われていますが、これは間違いです。汗自体はもともと無臭。ただし、時間が経って、汗に皮脂や垢が混ざり、それを雑菌が分解してしまうと「臭い」になってしまうのです。雑菌は高温多湿を好むため、多汗の人ほど臭いの環境を整えやすいといえます。そのため、臭いを防ぎたければ、「汗と雑菌を反応させないこと」がポイントとなります。
こんなにあった汗対策の商品
では、いったいどうすればいいのか?具体策は主に2つです。「汗を抑えるか(取り除くか)」「滅菌(消臭)するか」。
最近では、両方の機能を備えた汗対策グッズが目立ちますが、タイプ別で分けてもこんなに……。以下は筆者の独断と偏見なので参考程度にご参照あれ。
シートタイプ
汗を直接拭くため爽快感が味わえるが、制汗効果はやや低い
スプレータイプ
背中や腕、脇など広範囲にササッと使えるが、制汗効果はやや低い
クリームタイプ
直接塗れるため効果はあるが、乾くまでの時間や塗る手間が必要
スティックタイプ
部分塗にちょうどいいが、広範囲には不向き
ロールオンタイプ
脇にフィットするため浸透度は高いが、脇以外にはやや塗りにくい
ジェルタイプ
効果はありそうだが、いかんせん脇毛があるとベタベタ感がある
海外制汗グッズは慎重に
体臭を気にする日本人は多いですが、それでも欧米人などと比べれば、その臭いは弱いと言われています。一般的には汗をかく「汗腺」のうち、日本人は脇や陰部に集中していて、臭いの汗が出る「アポクリン腺」の数が少ないから、体臭があまりしないと言います。
では、逆に、体臭が強い日本人は海外製の制汗グッズを使えばいいのかというと、じつあそうではありません。体臭の強い外国人向け製品はネットで買えますが、成分の強いものを使っていることがあり、肌トラブルを起こす可能性もあります。一部レビューでは「7日間持続する」などというコメントもあるので、最終的には慎重に判断したほうがいいといえるのです。