紫外線対策を考えたい季節になりました。日照時間が長くなるとともに、肌の露出が増える季節でもあります。日焼け止めも大切ですが、美白には“肌の生まれ変わり”(ターンオーバー)の促進も大切。
そこで、ターンオーバーを促進させるために、どんな栄養素が必要なのか、さらにはその栄養素が、どんな食べ物の中に入っているのか…都内にあるドラッグストアに勤務する“薬のプロ”に聞いてみました!
『亜鉛』
亜鉛は必須ミネラルの1つで、肌細胞の代謝に欠かすことのできない栄養素だそう。ビタミンCを合わせて摂ると吸収率が上がるそうです。そういえば、牡蠣を食べるときにレモンをかけますが、栄養素的にバランスの良い食べ方なのですね。
亜鉛は、過剰に摂取すると男性ホルモンを活発化させ、ニキビや吹き出物の原因になってしまうこともあるそうです。ほどほどに摂取することが大切ですね。
『亜鉛』を多く含む食べ物
牡蠣・モツ・ウナギ・牛肉・卵・蟹・コンビーフ・魚肉ソーセージ など
『マグネシウム』
マグネシウムは、エネルギーの代謝に重要な役割を果たすと言われています。皮膚の細胞の代謝をあげると、皮膚のバリア機能も上がるのだそうです。
『マグネシウム』を多く含む食べ物
あおさ・きなこ・干しエビ・バジル・カレー粉・抹茶・するめ など
『ビタミンA』
肌(粘膜)を丈夫にし、潤いを保つのに欠かせないのがビタミンA。ビタミンAは抵抗力を高め、お肌だけでなく鼻・のど・胃などの粘液を丈夫にして異物の侵入を防ぐ助けになる栄養素だそうです。
また、動物性のビタミンAは、油と一緒に摂ると吸収しやすくなるのですが、ビタミンAの働きの一つとして、骨格の配置や形を決める遺伝子の制御に関与しているといわれています。
過剰摂取すると体内に蓄積し、赤ちゃんの成長に影響する可能性があるため妊婦さんは摂りすぎには要注意だそうですよ。
『ビタミンA』を多く含む食べ物
レバー・ニンジン・小松菜・チーズ・マーガリン・かぼちゃ など
『ビタミンB群』
ビタミンB群の中でも、新陳代謝に関係しているビタミンB2。不足すると正常な細胞が作られなくなるので、肌の表面にすぐに影響が出るそうです。ニキビや肌荒れ、口内炎になるのはB2の不足からだそうです。
『ビタミンB群』を多く含む食べ物
レバー・さば・たらこ・キャビア・焼きのり・ドライイースト など
『ビタミンE』
ビタミンEは、酸化を防ぐとともに血行を良くします。血行が良くなると、お肌の新陳代謝も活発になるため、シミ対策にも効果があるとされているそうです。
また、活性酸素の働きを抑え、お肌の老化を防いでくれるという優れもの。ビタミンCと一緒に食べると、相乗効果で効果が高まると言われています。
『ビタミンE』を多く含む食べ物
ごま油・モロヘイヤ・かつお・ナッツ類・まぐろ・かぼちゃ・胚芽パン など
『ビタミンC』
ビタミンCは肌の真皮細胞の線維芽細胞が活発に働く手助けをします。線維芽細胞は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを生成すると言われているので、肌のハリやうるおいを促すそうです。
『ビタミンC』を多く含む食べ物は
せん茶の茶葉・赤ピーマン・アセロラ・キャベツ・レモン・ベーコン など
栄養素はバランスよく摂ることが大切
栄養素は、様々な種類がお互いに影響し補いながら、私達のカラダに関わっています。カラダの内から、お肌の新陳代謝を助けるべく、ご紹介した食材をバランスよくアレンジして、オリジナル美肌レシピを試してみてください!