とはいっても、木村カエラ様、長澤まさみ様、ハリセンボン・近藤春菜様などで有名なマッシュルームカットの方ではございません。もちろん、ふかわりょう様、古くは大木凡人様でもございません。「キノコ女子」という言葉、最近よく耳にするようになってまいりました。
キノコが好きで、写真を撮ったり、採集に行ったり、味わったりして楽しむ方の「キノコ女子」でございます。これまで、比較的高齢者が中心だった愛好者グループの中にも若い女子が続々参入!キノコ女子が増殖中でございます。その毒々しくもあり、愛くるしい姿がインスタ映えするのでしょうか…。
そんなキノコ女子の方々は今、キノコ狩りのシーズンを終え、アムロスならぬ「きのこロス」状態の陥っているのでは…。そこで今回は、そんなきのこロス女子におススメ!癒し系キノコ絵本をご紹介させて頂きたい!寒い冬をキノコ絵本で乗り切って頂きたいのでございます。
実は、「キノコ」を題材にした絵本、たくさんございます。かなりございます。今、人気のイケメン絵本作家、のぶみ様も出されております。
そんなキノコ絵本のなかでも、大人が楽しめるものを「大人絵本」マニアの小生が厳選、ご紹介させていただきます。まずはこちら。
「まじかるきのこさん」(作・絵 本秀康)
こちらは、『27時間テレビ』『爆笑問題のバク天』などの番組キャラクターも手掛ける大人気漫画家・イラストレーターの本秀康様の作品でございます。カラフル&ポップで、かなりインパクト高め、ナンセンス絵本でございます。
主人公はきのこ研究家のきのこさん。きのこさんは、きのこ発表会に向けてきのこを物色するため森に入ります。そこで様々な変種のきのこを食し、…。という物語でございます。かなりシュールでございます。
そして、お次は…
「ぶたときまぐれきのこ」(作・絵: ユリア・ヴォリ)
こちらは、完璧に大人向けでございます。レイアウト等も日本の絵本とはかなり雰囲気が違います。その辺もお楽しみ頂ければと。絵が超おしゃれでございます。さすがフィンランドの人気絵本でございます。
翻訳を担当されているのは、「バムとケロ」シリーズでお馴染み、カナダ在住の島田ゆか様でございます。主人公はちょっと哲学的なブタ。オシャレなきのこ達と繰り広げる日常生活を描いた絵本でございます。お部屋に飾っておいて、夜寝る前に読むアート系絵本に最適でございます。
次もアート系絵本でございます。
「きのこ ふわり胞子の舞」(写真・文:埴 沙萠)
こちらは、写真絵本・科学絵本というジャンルに属する絵本でございます。ただし、決して「きのこの写真集」ではございません。こちらは、美しいきのこからふわりと胞子が飛ぶ様子を撮った写真集、写真絵本でございます。
ちなみに作者の埴様は植物生態写真家。かさからふわりと飛び立つ胞子が空気に乗って対流を描く様は、それはもう “うっとり”ものでございます。超癒されるのでございます。キノコ女子でなくても癒されること間違えナッシングでございます。
他にもキノコ絵本はたくさん出ております。キノコ狩りシーズンが終わり寂しい思いをしている方、是非キノコ絵本、お試しくださいませ。
(文:N田N昌)