物を捨てずに大切にする、「もったいない」の精神は日本人の美徳とされてきました。とはいえ、同じ日本人から見ても、「これは捨てたら…」と言いたくなることがあるのも事実です。ブランドの紙袋、包装紙、お菓子の空き箱、空き缶…
人によっては“宝物”かもしれませんが、物が増え過ぎると、いずれ“汚部屋”になってしまう可能性さえあります。収納上手になるためにも、最低限のコツを押さえておきましょう。
収納グッズを買う前に「まずやるべきこと」
整理整頓が苦手な人ほど、真っ先に収納グッズを買いに走ります。
100均で大小さまざまなカゴを買って、きれいに収納しようと思っているのでしょうが、これがそもそもの間違い。収納美人になる第一歩は、「買う」より「捨てる」から。本当に必要かどうかを選別し、残った物の量に見合った収納グッズを買わなければ、結局は購入した収納グッズの分だけ物が増えてしまうのです。
片付け上手の基本は、「定位置」に戻すこと
片付け上手になりたければ、「物の定位置」を決めることです。世界40か国で600万部超の大ヒットとなった『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵 著/サンマーク出版)でも、“あらゆるモノの定位置を決める”と説明されています。
たとえば、ハサミは必ず引き出しに戻す、洗濯後の服はクローゼットにしまう、紙袋は収納棚にしまっておくetc。こうして物の「定位置」さえ決めておけば、行方知らずの迷子状態を簡単に防ぐことができます。
“リバウンド”に気をつけよう
1日かけてきれいに片づけたのに、時間が経ったら、また部屋が汚くなってる…
部屋の状態が元通りになってしまう“リバウンド”を防ぐ手立ては、定期的に片づける時間をつくることです。
たとえば、「休日の午前中は片づける時間」などと決めておく。たったこれだけでも“リバウンド”を十分に防げます。さきほどの「定位置に戻す」とセットにしておけば、片付けが苦手な人でも楽にできるはずです。