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7月19日に中国・南京にて行われたスケートボード国際オープン・パーク種目にて岡本碧優が圧巻の滑りで優勝!2位に四十住さくら、3位に中村貴咲と日本女子が表彰台を独占した。
男子は平野歩夢が予選から出場し、バックサイド540などを披露し準決勝まで進んだが23位に終わり、残念ながら決勝進出はならなかった。
岡本碧優のトリックに世界が驚いた
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女子の中では、ずば抜けて高いエアトリックを武器にマックツイスト(ミュートグラブしての540)やジュードーエアの他にも、板を空中で横に半回転させるバリアルなどの技を披露し、1本目のランで50.00点をマーク。
2位との差を4点以上離してそのまま優勝した。
優勝が決まった3本目のランの後には、海外のスケーター達から讃えられ、担ぎ上げられている中、はにかんだ姿がとても印象的で「あんなにカッコイイ滑りをするのにすごいギャップ(笑)」と思わず笑ってしまう光景だった。
スケートボード国際オープンはワールドスケートが主催する大会で、オリンピックに出場する為のポイントが付与される大会となっており、世界各国から東京五輪を目指すスケーターが集まる。
パーク種目は45秒のランを3本行い、一番高い得点で順位を争う。
圧巻の強さ!そのワケは?
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Vans Park Series(世界最高峰のパーク種目の大会)で常に上位に入る実力者の四十住さくらはパーク全体を上手く使い、ビッグスピン バックサイドディザスターやバックサイドノーズブラントからのバックサイド180アウトなど高得点につながる技を披露し、見事2位!さすがの滑りを見せてくれた。
中村貴咲は1本目、2本目とあまり良い所を見せることが出来なかったが、3本目で見事なランを披露。エアトリックと、リップ(縁)を使ったトリックをルーティンにバランス良く織り交ぜ3位に。
3年前のX Gamesゴールドメダリストが、ここぞという所で勝負強さを見せてくれた。
他にも、宮崎県出身でイギリス代表として東京五輪出場を目指すスカイブラウンは、女子選手ではあまり見られない空中で540度回転する技、フロントサイド540などを披露し5位に。
毎回パーク種目の大舞台で凄いと感じるのが、上位に入る日本選手のメイク率(技の成功率)の高さにある。
当たり前の事だが、どんなにすごい技もメイクしなければ得点には繋がらない。
高難度の技でも毎回確実にメイクし、パーフェクトラン(ノーミスで)で滑り切るハートの強さこそが日本選手の最大の強さのように思える。
今大会も改めてパーク種目・日本女子のレベルの高さと、ハートの強さが伺える大会となった。
スケートボード国際オープン・パーク女子結果
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1位 岡本 碧優 – 50.00
2位 四十住 さくら – 45.58
3位 中村 貴咲– 43.87
4位 Asp Yndiara – 43.83
5位 Sky Brown – 42.99
6位 Poppy Starr Olsen – 36.37
7位 Bryce Wettstein – 35.13
8位 Isadora Pacheco – 12.85
筆者 小嶋 勝美
スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。
約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。