【インタビュー】LAKAIクルーを惚れさせた男、田中陽がムラサキパーク東京での映像を公開

2020/10/14
放送作家 小嶋勝美

YouTube【https://youtu.be/avZXCP3F_DA】

今年8月までL.A.でのスケートライフを満喫していた田中陽(アキラ)が、ムラサキパーク東京でのスケート映像を公開!

音楽はスケーターでもあるトランペッターの永田豪則(カツノリ)が、この映像の為に書き下ろした1曲。

「アキラの若さと渋さの入り混じるスケートを表現した」と語る通り、アキラの滑りとトランペットが融合した気持ちの良い映像に仕上がっている。

現在はムラサキパークでスタッフとしても働く彼に、今回の映像の感想やL.A.での生活、さらにはLAKAIからスポンサーを獲得した経緯を聞いてみた。

——今回の映像の感想をお願いします

とりあえずトランペットが激シブで、音がめちゃめちゃかっこいいっす。トランペットとスケート映像を合わせるってあんまり無いと思うんで、新鮮だし自分で言うのもなんだけど、オシャレっすね。

——注目してほしい点は?

全体的な流れもなんですけど、やっぱり一番は自分の持ち味であるトランジションでのトリックですね。特にムラサキパーク東京の特徴の一つでもある、湾曲したRでのトリックは自分の持ち味が出せたかと思います。

——おでこの傷はどうしたの?

LAにいた時にレールでミスったらデッキに顔から突っ込んじゃって、パってみたら指ちょっと入るくらいの傷で、本当は縫わないといけない深さだったんですけど、保険も一応入ってたけど、病院行くと治療費高いから絆創膏貼って治しました。

顔の傷って治るの早いから3日くらいでくっついたんですけど、傷跡は残っちゃっいました(笑)

——LAにはいつからいつまで行ってたの?

去年(2019年)の6月から今年の8月31日までいました。語学留学という形のスケボー修行です。

——向こうではどんな生活をしていたの?

午前中は学校の課題をやったりして、そのあと4時間くらい学校に行って、終わったらそのままチャリで行けるパークが何カ所かあったので、そこで滑るみたいな。夜は適当に自炊して、食べて寝る。平日はそんな感じです。

土日は朝たまにサーフィンしたりしたけど、だいたい友達とどこ滑りに行こうかって話して、車出してもらえる時はサンディエゴとか南の方に行ったりしてました。

完全にスケボーしかしてないですね(笑)

——LAでの拠点はどこだったの?

ガーデナっていうサウスパークとかが近くてデーウォン・ソンとかがよく滑ってる場所で、たまに会う事もありました。

よく行っていたパークはハーバーシティスケートパークっていう所で、自分が向こうに着いた2019年6月に出来た新しいパークです。LAでテンション上がったのは、自分はトランジションが好きなのでロニー・サンドヴァルとかロビー・ルッソと会えた時はテンション上がりましたね。

ロビー・ルッソはめっちゃいい奴で、最初向こうから話しかけてくれたりして。そこからインスタで連絡取り合ったりしてからは、一緒によくサンペドロの山にあるペックパークで2人で1日中滑ってたりとか(笑)

——スケートボードの本場で彼らの滑りを見た感想は?

乗れまくってますね。あと、どんなトリックしてもかっこいい。彼らマジで毎日、一日中スケボーしてますね。今までは映像でしか見た事なかったけど、実際に一緒に滑った感想は上手いのはもちろんだけど、とにかく楽しそうでしたね。

 
 
 
 
 
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※L.A.でのスケート映像(本人のInstagramより)https://www.instagram.com/p/CCdH_8PAWTX/

——ムラサキパーク東京で働くことになったきっかけは?

LAでの生活が今回のコロナの騒動で色々制限されてしまって、これは一度日本に帰るしかないってなり、日本帰ってきて、たまたまムラパー(ムラサキパーク東京)でおやじの人達と滑ってた時に「今何してるの?」「何もしてないんですよ〜」って会話の流れからから「だったらウチで働いたらいいじゃん」って店長が誘ってくれて。

これから人数を絞ってのプライベートレッスンとかもして行きたいなって考えていたのもあって、ムラパーなら動きやすい場所かなって思って。

「あの時のヤツじゃん!」

——LAKAIからスポンサーを受ける事になったきっかけは?

トニー・ホークのシグネチャーモデルがリリースされた事で(※2020年10月時点ではトニー・ホークはVANSとパートナーシップを締結している)LAKAIチームがジャパンツアーで来た時(2018年9月)に普通にAXISに滑りに行ったら、たまたまLAKAIチームが遊びに来てて(その日チームがAXISスケートボードパークに来る事は、一般にはアナウンスされていなかった)その時にテイラー・パチェコと一緒にセッションしてたら、自分の滑りをけっこう気に入ってくれたんです。

それからムラサキパーク東京のLAKAIのイベントですぐ再会して「あの時のヤツじゃん!」みたいなノリで、アメリカのチームマネージャーに自分の事を紹介してくれて、OSC(OSCディストリビューション)の人とも繋がって。テイラーが押してくれましたね。

※OSCディストリビューションはLAKAIの日本代理店

——LAKAIクルーとセッションした感想は?

トニー・ホークが上手すぎる。あの年で本当化け物ですね。

ハンドプラントとか反対側まで反ってるし、俺が得意なレイバックエアーをやったらトニー・ホークに「もう一回やってって」言われたのでやって見せたら、自分のインスタのストーリーにあげてくれたんですよ。そのあとにAXISのバーチカルで、自分と全く同じスタイルのをやってるのを見せつけられて(笑)「うわ~、何でも出来るんだなぁ」って思いましたね。

——トラニー系からストリートとの両刀使いに成長したきっかけは?

元々お父さんがスケートしてて、小4で始めてから3年間くらいは、お父さんについて行って自分も滑るって感じで、ランプとかボウルしかやってなかったんですよ。

それと、ハックルベリーっていう滋賀のパークに当時月に1回は行ってたんですけど、そこのM×M×Mのライダーとかもやってる中川大成君っていうスケーターがめちゃくちゃかっこよくて。今でも憧れのスケーターなんですけど、自分のハンドプラントとかは完全に大成君の影響ですね。

初めて見た時「スケボーで逆立ち出来るんだ!?」ってなって、何も出来ない時から、なんちゃってハンドプラントとかやってたっすね。そのうちに、AJSAにも出てみようかなって思うようになって、小6でストリートの大会出たんですけど、その時はニーパットとか着けてRばっかり使って、バンクに行ってもボンレスしまくるみたいな(笑)

フリップが初めて出来たのも中1とかで、マジで最初の1~2年とかは回し技とか全然考えてなかったっすね。それでストリートもちゃんとやらないとなって思うようになったんで、完全に大会がきっかけ。

ムラパーに通うようになってからは、レオ(清野玲良)とかハルト(星野玄翔)とか超上手いから「どうやんの?」って聞きまくったりしてたんですけど、レールとか入り方聞いたら返ってくる答えは「気合っしょ」みたいな(笑)でも、そんな周りの流れでガンガン入れるようになった感じです。

そこから少しづつ、ストリートもトランジションもどっちも滑れたら楽しいじゃんって感じるようになって、ゆくゆくはそれが自分のスケートスタイルになったらいいかなと思いながら、今に至るって感じですね。

——今後の展望は?

一番力を入れたいのは映像ですね。

コンテストとか、今はコロナでやってないのもあるけど、逆に映像は今まであまり撮ってなかったので。今、仲間に作ってもらってる自分のパートがあるんですけど、他にも自分で編集の勉強をしたりしてるので、これからいろいろアクションを起こせたら最高かなって思ってるっすね。

——滑ってる時も常に笑顔の理由は?

完全に無意識ですね(笑)

にじみ出る笑み

難しいトリックをメイクした後に笑顔がこぼれる事はよくあるが、アキラの場合はちょっと違う。なぜなら、セクションに入る前から笑顔がこぼれている。

にじみ出ていると言う表現の方が、正しいかもしれない。

その笑顔とは裏腹に、エグいほど渋くてかっこいい彼のスケートスタイルは、見る者を惚れさせるような魔力がある。

見ているだけで“スケートボードって本当に楽しいものなんだ”と改めて感じさせてくれる数少ないスケーターの一人である。

 

写真・文 小嶋 勝美

スケートボードを趣味としており、ライターとしてスケートボード関連の記事を執筆。

約10年間芸人として活動後、現在は放送作家としても活動中。

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放送作家 小嶋勝美
この記事を書いた人

放送作家 小嶋勝美

"お笑い芸人としてライブ・舞台・イベントなどの出演経験を経て現在は放送作家しても活動。  実績・「だけど食堂」、「マツコの知らない世界」、「裸の王様」など。 スケートボードを趣味としており、スケート歴は10年以上になる。関東各地のパーク・ストリートスポットやスケート情報などに精通している。"

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