人々の好みは多様化しているため、皆が同じ番組を同じ時間に観ているわけではない時代となりました。そのため、どんなアプリを使い、どんな動画を観ているかを聞くと、その人となりが透けて見えてくることもあるのです。
情報収集型
私の場合、アプリや動画は情報収集のために使うことが多いです。たとえばTwitterは主にリスト機能にあらかじめセットしておいた気になるアカウントの発信をチェックしています。自分が興味ある分野別にリストを作っておくととても便利なのです。私は「アート」「電子書籍」などのジャンルのアカウントリストを作っています。
また、動画は主にニュースを観ています。AbemaTVのニュースは「国際」「経済」「国内」のニュースに分かれていて、その中から観たいニュースを選ぶことができて便利です。時間がなくてもドラマを味わいたい時は、無料で良質な短編映画を鑑賞できるブリリアショートショートシアターオンラインをよく利用しています。無料で良質な古典小説を読みたいのなら青空文庫アプリが素晴らしいです。
ヒントプラス型
『GINGER』2021年9月号では著名人がどのようなアプリや動画を利用しているかを、具体例を挙げて紹介しています。ライターのカツセマサヒコさんの使いかたは、情報収集というよりは、優れたアプリや動画でヒントを得たりというヒントプラスタイプだと思います。
誰かがいいと勧めていた動画や映画をちゃんと覚えて鑑賞してみたり、アカデミー賞関係や脚本のクオリティの高さなど、自分の糧になるものをチョイスする傾向があるようです。また、好みの脚本家や監督の作品を繰り返し鑑賞するなど、作品を学びに活用しているようです。
人生100年時代と言われると長いような気がしますが、世の中には一生かかっても読み切れないほどの書物や映画が溢れています。自分に合うコンテンツを絞り込むことは今後さらに必要となってくるでしょう。何かテーマを決めてそればかり観るのも世界が深まり楽しいものです。
たとえば私はシングルマザーが出てくる映画ばかりついつい選んでしまい、今までに数十本は観ています。そうするとコレクター魂が出てきてさらに極めたくなります。あれもこれもと欲張らず、まずは自分に必要な情報をしっかり抽出することから始めたほうがいいでしょう。