食材の買い出しペースは、週に1回と週に3回、どちらがトクなのでしょう。コロナ禍で週1買いだめを余儀なくされる人も多かったため、そのメリットとデメリット両方を経験できたのではないでしょうか。
週1買い出しのメリット
筆者もコロナ禍によりスーパーへの買い出しを極力控えた時期がありました。すると結果的に効率よく暮らせるようになりました。スーパーの中でうろうろしたり、帰りに寄り道することもなくなったので、時間のロスが少なくなったからです。
また、必要なものをリストアップするようになり、余計なものを買わなくなりました。ネットスーパー利用なので、スーパーの特売品をついついカゴに放り込むこともありません。家の中の在庫をこまめにチェックし、決まったものが常に家の中の決まった場所にあるようになり、しっかり生活できるようになりました。
週1買い出しのデメリット
しかし週1の買い出しはかなり大量です。家族の分の食材も買うため、ひとりでは持ち帰れず、そのためネットスーパーを利用するようになりました。けれどネットスーパーは、希望の配達時間がもう埋まっているということがあったり、申し込んだ品が欠品で届かないということもよくあり、献立が急遽変更になるハプニングも。
また、週1ではどうしても生鮮食品が足りなくなります。豆苗やトマトだけ買い足すことはありました。買い足したとしても野菜のみなのであまりお金はかからなかったのですが、新鮮な野菜のありがたみを思い知らされました。逆にいえば野菜以外は週1の買い出しで不足することなくなんとかやっていけたのです。ただしメニューはかなりマンネリになりましたが……。
週1と週3食費の増減は?
スーパーに行くと新製品があり、新しい味が試せるので、レパートリーの幅が広がり毎日のささやかな楽しみも増えました。ネットスーパーで決まったものばかりを頼んでいるとどうしても飽きてしまうので調理方法を変えるなどの工夫は必要でした。
主婦雑誌にしばしば「食材の使い回し法」や「冷凍庫活用法」などが載っていますが、その大切さを思い知った次第です。こうした手前を惜しまなければ、週1の買い出しでも十分に豊かな食生活が送れるはず。
結果として明らかに週1買い出しのほうが食費は下がりました。余計なものを買わないことで、2〜3割の節約となったのです。食費を抑えたいのなら、1週間のメニューを考え、まとめて買い出しすること。食材を使い回せる達人になれたら、かなりの節約になることでしょう。