プロ野球のシーズンも終わり、今年は…広島生まれのおっちゃんとしては、やはり広島東洋カープの活躍に期待していたのですが…前半は調子良かったのにね、まあ来年の新井貴浩新監督の采配に期待しましょう、というところ。そういえば古着好きの女優、小松菜奈さん。昔、赤いキャップを手に入れたらたまたまそれがカープのキャップであったらしく、かぶっていたら「カープのファンなんですか?」と言われてビックリしたとか。
って、これなんのお話かというと、18日から広島で行われた「広島国際映画祭2022」における、小松さんのお話の一節。「いやアンタ、広島県人になれる素質、十分やで!もう広島に来んさいよ、絶対来たほうがええ、うん。来いよ、絶対来いよ、顔は覚えとるからな!」って…おっとこれは関西ギャグか(笑)
脱線はひとまず置いて、18日より3日間に渡って行われている「広島国際映画祭2022」。今年はオープニングのレッドカーペットから小松さん、そして今年公開された映画『余命10年』で小松さんと共演された坂口健太郎さんとともに登場、ほぼ満員御礼の会場を沸かせました。
そしてお二人は一本目の上映作品『余命10年』のトークショーにも登壇、広島のファンの心をグッと掴んだわけであります。
見てください、このクールビューティーなルックス!普通でもこれだけスマートで美しいのに、『余命10年』では役柄に合わせて過酷な減量に挑戦したとか。う~ん、考えてみると近年の女優、俳優さんというのはある意味アスリート的でもありますな。これが作品では更にやせ細って…と、その努力の成果は、ぜひ作品の方で皆さんも確認してみてほしいのであります。
そんな過酷な目標が課せられながらも、しっかりとなすべきことを成しながら、現場では坂口さんとともに「気配りの人」的な性質を見せていたという小松さん。こんなキレイな人に気を配っていただいたら、誰もがキツい現場でも頑張れることでしょう。
もともと小松さんがデビューされた頃からのファンで、自身の映画へのオファーを手紙でも出されたということがあるという藤井道人監督。この作品でようやくその念願がかなったわけですが、なんと小松さん、初仕事で藤井さんと対面することになっても、その手紙をしっかり大事に保管されていたとか。まさにこの作品につながった縁も、小松さん自身からにじみ出る人柄からすれば当然、くらいにも見えてくるから不思議であります!
一方、昨年の映画祭のレポートにも記しましたが、映画製作の現場で藤井監督は「魔王」と呼ばれるほどの、ある意味コワイ方。その理由はとにかくテイクを重ね納得のいくものが撮れるまで粘るというところにあるとか。
ところが小松さんいわく、藤井監督については「仕事的でなく、相手をちゃんと人として向き合ってくれる、愛のある人」という好印象のイメージだとか。映画公開時のインタビューなどでは、藤井監督はその間柄を先輩、後輩的な印象と語ったそうですが、まさに監督を信じぶつかっていったわけですな。くぅ~つ、おっちゃんは何故か「スチュワーデス物語」の堀ちえみ的な存在を思い出しましたぜ。あ、古いか(笑)
ちなみに映画『余命10年』は、難病と闘いながら自身の命を全うした小説家、小坂流加さんのベストセラー小説をベースに描かれたヒューマンラブストーリー。原作の秀逸さもさることながら小松さん、坂口さん両名の演技がまた素晴らしい!もう涙腺崩壊必死の展開に、上映中はあちこちで鼻をすする音が続出。
もう涙せずにはいられない主人公の女性が非常に眩しい!さすがは「小松の親分さん」、いやいや「小松の女親分さん」!ラブストーリーなんておっちゃんには…なんて思っていましたが不覚、おっちゃんもついウルっときちまいましたぜ。まだ見られていない方もぜひご覧になってみてくだされ!