高校時代はみんな眠いよな!『君トン』の加藤小夏は占い師にキレられるくらい寝ていた

2022/05/31
石井隼人

高校生たちが日本の未来を問う社会派青春映画『君たちはまだ長いトンネルの中』(6月17日公開)の完成披露舞台挨拶が5月27日都内で行われ、主演の加藤小夏、共演の北川尚弥、定本楓馬、そしてなるせゆうせい監督が参加した。

映画の内容にちなんで「高校生活で得た印象的な知識」を発表するコーナーでは、定本は「学年主任には目を付けられるな!」と実感を込めて発表。「気持ちよく学校生活を送るためにはルールは守らねばと思った。目を付けられないためのコツは、でしゃばらないことです」と笑わせた。

北川は「購買部で菓子パンばかり買わない方がいい!」と明かし「都会の高校に行ったら美味しいものが溢れていて、持っている金を使い果たすくらい甘いものばかりを食べていました。そうしたら体調不良を起こして毎日がドンヨリ。日々の健康な食生活は大切だと学びました」と反省を込めて回想していた。

一方、加藤は「高校時代は凄く眠くて、占い師に『あなたは寝すぎて人生を損している!』と指摘されるくらい寝ていました」と意外な青春時代を告白し「寝すぎると人生損します」と観客に注意喚起していた。

ネットで話題になった漫画『こんなに危ない!?消費増税』を映画化。日本の未来を問う役柄の加藤は「私は大人を論破していく役どころでセリフ量も多く、脚本のページをめくってもめくってもずっと喋っている。私は普段ガツガツ喋るタイプではないので体力も消耗してしんどかったです」と撮影回想。

演じる上では「観客から嫌われるのではなく応援をしてもらいたかったので、そのバランスを事前に監督と話し合いました。論破する際に言い方がきついので、嫌な奴に映らないようにするのが難しかった。あとはセリフを噛まないように意識して集中していました」と工夫をしたという。

その論破場面を共にした北川は「(加藤演じる)アサミが怖い大人たちにズケズケとモノ申していく。まるで自分もまきこまれて怒られているような感覚になりました」と苦笑い。すると加藤は「そんな感じだったんだ…。知らなかった」と恐縮していた。

一方、定本は「作品の中で僕自身も役柄と一緒に学んでいく感覚があって、演じていて新鮮。観客の皆さんと同じ目線で進んでいける役だとも思いました。僕との共通点は、人に強くものが言えないところかな?」と役どころを解説した。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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