永野芽郁、9月24日に23歳のハッピーバースデー!「すっかり大人」

2022/09/20
石井隼人

「親友の遺骨と旅に出る」という心に刺さるドラマを備えた、漫画家・平庫ワカによる衝撃的コミックを映画化した『マイ・ブロークン・マリコ』(9月30日公開)。9月19日には都内で公開直前イベントが行われ、主演の永野芽郁(シイノ)、共演の奈緒(マリコ)、そしてタナダユキ監督が出席した。

永野と奈緒のイラストがあしらわれた本作オリジナルTシャツをお揃いで着用して登壇した3人。公開を間近に控えて、永野は「みんなで頑張って作った作品なので、もう少しで観てもらえると思うと嬉しいです」と封切りに期待を込めた。

マリコの遺骨を奪うシーンに触れて永野は「原作でも最初に心を鷲掴みにされたシーンなので、すべてがそこに詰まっているような気がして撮影中も緊張しました。それに大きな声を出すのも苦手で、魂の叫びを体現するのも初めてでした。演じた後は体温が上がって、ずっと暑かった。11月にも関わらず氷嚢を用意してもらってずっと体に当てていたくらいです」と熱演を報告。モニターで当該シーンを見ていたという奈緒も「芽郁ちゃんから出てくるパワーがストレートに自分の中に入ってきた」と絶賛していた。

その遺骨についてタナダ監督は「遺骨という、その人が残ったような想いを大事にするのは日本特有なのかなと思った。撮影中も遺骨が可愛く思えてきて、『いこっちゃん』というあだ名をつけて大切にしていました」と愛着を口にしていた。

また撮影中のお互いの様子について永野は「奈緒ちゃんのそばにずっといたいと思って、ずっとそばにいました。お互いを感じ合う時間を大切にした気がする」と振り返ると、奈緒も「芽郁ちゃんだからこそそばにいてほしいと思った。私が『そばにいてほしい』と言うとずっとそばにいてくれて、手を触ったり、寄り添ったときの肩の温かさを感じるだけで救われた気がしました」と演じた役柄同様に支え合っていたようだ。

作品を鑑賞した観客とのQ&Aでは「ストレス発散方法」に関する質問が。これに永野は「この撮影期間中は、煙草を吸うのがストレス発散でした」と返答。撮影で使用された煙草はニコチンの代わりにのどの治療薬が入った小道具だが「煙草を吸ってすっきりする人の気持ちに近づこうと思って撮影期間中は定期的にずっと吸うと決めていて、それが日常のようになってストレス発散になった」と解説し「でも今はストレスがない。美味しいものを食べて美味しいお酒を飲んで友達と喋れていれば、翌朝も『わーい!』と起きられる」と幸せそうな笑顔で打ち明けた。

またプライベートでも仲のいい永野と奈緒は「お互いの好きなところ」を聞かれると、奈緒は「全部好き!」とメロメロで、永野も嬉しそうに「奈緒ちゃんは私のことホントに好きだからなあ!」と相思相愛だった。

そんな中、9月24日に23歳の誕生日を迎える永野に奈緒が手紙を用意。まさかのサプライズに「奈緒ちゃん、そういうのはダメだって!前回も泣いて今日も泣くなんて…」と完成披露試写会での号泣展開を思い出して警戒。奈緒は「大丈夫。想いはこもっているけれど泣かない文だから」と言うも「出会ってから5年、あの頃からずっと素敵な才能を持ちながら努力も欠かさずに物事にひたむきに向き合う姿を心から尊敬しています。

マリコを演じるにあたりもっと辛い日々になるだろうと思っていたけれど、辛さよりも幸せな気持ちに満たされたのは、隣にいつも芽郁ちゃんがいてくれたから。撮影中の私の希望は芽郁ちゃんでした」などと読み上げると永野は予想通りに号泣。それにつられて奈緒も手紙を読みながら涙を流すW感涙展開となった。

涙をぬぐいながら永野は「えー!どこが泣かない文なのよ!ちょっとー!」と慌てながらも、奈緒の愛がこもった手紙に大感激。さらにタナダ監督からは作品カラーの花束を贈呈されて「なんてことですか、ホントに…。何かを語ろうとするとすぐに涙が出てきそうなのであまり語れませんが、愛に溢れたチームとご一緒できて凄く幸せです」と感謝。自身の誕生日については「すっかり忘れていました!そうだ、23歳になりますので…すっかり大人!」と声を弾ませていた。

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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