韓国映画の本気度炸裂のエンタメ映画!韓国映画ビックプロジェクト始動!『神と共に 第一章 罪と罰』(5/24公開)

2019/05/21
マガジンサミット 儀保

邦画やハリウッドなど、2部構成の2本連続公開という公開パターンが多くなってきました。そんな中、韓国からも、そんなビッグプロジェクトが日本に到着。それが、『神と共に 第一章 罪と罰』(5/24公開)&『神と共に 第二章 因と縁』(6/28公開)!!

原作は韓国の人気WEBコミック。準備期間は5年。撮影に1年。まさに異例のビッグプロジェクトなんです。実際、とにかく世界観が凄いんです。舞台となる“死後の世界”をハリウッド並みのハイクオリティVFXでファンタジー風味な世界へ新構築。焼かれたり、マグマで溺れさせられたり、巨大ローラーで轢かれ続けたりと、苦行を強いられる死人たち。圧倒的なビジュアルの地獄旅行。『ワールド・ウォーZ』のような金のかかったゾンビ映画に各地獄のビジュアル・バリエーションの数々が凄まじく、まさに地獄絵図!!

怒涛のアクションシーンの数々にグッとくるヒューマンドラマをオプション追加。もはや常気を逸したレベルのメガ盛り映画でした!! これが韓国で観客動員1440万人のメガヒット(『第二部』も1230万人)を記録したというのも納得!!

 

怒濤の地獄巡りがスタート!!

主人公は消防士。火災現場でド派手に少女を救出。いやー、危ない所だったと思いきや、主人公は死んでしまっていたんです。そこへ現れたのが冥界からの3人の使者。天国観光へ案内してくれると思いきや怒濤の地獄巡りがスタート。地獄で7つの裁判を受け、全ての裁判で無罪を勝ち取れれば現世へ生まれ変われるというミッション発動!!

裁判シーンでの、殺人・怠慢・ウソ・不義・裏切り・暴力・天倫という7つの裁判の設定が上手いんですよ。この7ヶ所を巡り、裁判に掛けられる事で、冒頭から何の説明も無かった主人公のキャラや生きていた頃の人生が徐々に浮き彫りに。現世に残してきた人々との回想シーンがフラッシュバック挿入。ちゃんと裁判劇としてのハラハラ維持しつつ、巧妙な人間ドラマには思わずグッときてしまいます。

裁判と裁判の間の移動シーンでは、地獄鬼や怨霊に襲われたりと『ロード・オブ・ザ・リング』並みの冒険が!! 一方、現世で主人公にも関わる“ある事件”が発生!! それにより、冥界の状況も一変。緊急事態モードへ突入!! メガ盛りな地獄巡りは、勿論、一筋縄では終われないクライマックスへ雪崩込んでいきます。

 

韓国を代表する豪華キャストが終結!!

主人公のドラマを描くのは勿論、コミカルな3人の使者たちとの友情も常備。人間の命にどこか無頓着な様子で主人公との温度差が笑える3人。実は、それぞれは元人間で、その時の記憶は消されているというバックボーンも。それが『第二章』へ繋がっていくのですが、それはまた次の機会に。


3人の使者のリーダーで弁護担当の使者役は、ハ・ジョンウ。『チェイサー』や『哀しき獣』、『悪いやつら』、『群盗』、『1987、ある闘いの真実』など、韓国映画でも世界的なヒットを飛ばす作品群に出演。本作では、圧倒的なカリスマ性を発揮。

どんな武器でも使いこなす武術の達人で警護担当の使者役を演じるのは、チェ・ジフン。本作の為に、アクション訓練を2ヵ月以上も費や。普段はお調子者ながら、いざというタイミングでは怪物たちを華麗な武術でフルボッコにしていき、信用度をグーンと上げます。

少女の姿をした補助弁護士担当の使者は、キム・ヒャンギ。14歳にして映画『優しい嘘』で多くの賞を獲得。3人の使者の中でも良心として活躍。

主演映画『猟奇的な彼女』同様、無条件に感情移入させる好感度で主人公の消防士を演じるチャ・テヒョン。

その他、大ヒット映画『10人の泥棒たち』『新しき世界』のイ・ジョンジェが超重要ポジション閻魔大王役を演じ、映画『後宮の秘密』のキム・ドンウク、『明日へ』で映画出演経験もあるK-POPボーイズグループ「EXO」のD.O.とまさに韓国を代表する豪華キャストが終結。映画『神と共に 第一章 罪と罰』5月24日公開となります。

(C)2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.

『神と共に 第一章:罪と罰』、『神と共に 第二章:因と縁』

監督:キム・ヨンファ『ミスターGO!』

出演:ハ・ジョンウ『お嬢さん』 チュ・ジフン『アシュラ』 キム・ヒャンギ「女王の教室」 

チャ・テヒョン『猟奇的な彼女』 D.O.『あの日、兄貴が灯した光』 マ・ドンソク『新感染 ファイナル・エクスプレス』 ほか

2018年/韓国/カラー/『第1章』140分 『第2章』141分/シネスコ/5.1ch/日本語字幕:根本理恵/ 配給:ツイン

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表の顔はディレクター兼カメラマン。実は、年間700本の映画を観賞する映画好き。どんな作品でもオススメのポイントをピックアップ。映画好きから、普段、あまり映画を見ない方にも、幅広い映画の楽しみポイントをご提供できればと日々邁進中? 映画関連tweetも日々、更新してます @yungibo

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