マガジンサミットの【シッチェス・ファンタ】特集第四弾!!
何も成し遂げてこなかった30男が「これだけは!!」と執念で作り上げたのが、自室に作ったダンボールの迷路!!しかし、その迷路は、殺人迷路だったんです!!
ファンタジー・ホラー映画『キラー・メイズ』をご紹介!!
自分で作ったダンボール迷路から出れなくなった男
彼女が部屋に戻ると、部屋の中央にドデンと置かれたダンボールの迷路。中から彼氏の声。「夢中で迷路を作ってたら、迷子になっちゃって、出られなくなっちゃった!!」ここまで読んで、まだアホ映画認定するのは早いです!!
実は、本作、2017年シッチェス映画祭にて、ニュービジョン・ワン/プラス部門で最優秀作品賞を受賞したファンタジー・ホラー。ただのB級と思って観ていると、トンデモな世界観に引きずり込まれます!!
摩訶不思議なダンボール部屋の数々
かくして、彼女と友人たち……となぜかドキュメンタリークルーが彼氏の救出へと向かうのです。見た目は畳一枚分からいの大きさながら、入ってみると、思った以上の(……というか物理的な縮尺などは完全無視した)広さ。部屋ごとに雰囲気が違う空間デザインのコーディネート・センス。リンチのようなダークな部屋もあれば、バートンのようなファンタジーな部屋も!!
挙げ句、登場人物たちまでもダンボールになってしまうトンデモ部屋まで!!中でも、騙し絵的な目の錯覚部屋のクオリティーが高いので要注目!!各部屋を見ているだけでも大分、楽しめます!!
のんびりコメディかと思いきやデス・ゲーム発動
数々の部屋を回っていくと、どんどん様子がおかしくなっていきます。デカい折り紙の鶴が襲ってきたり、ギロチン(勿論、ダンボール製)が落ちてくる仕掛けがあったり。ダンボールなのに、襲われた人間は毛糸の血を噴いて死んでしまうというデス・ゲームが開始されていたのです!!
迷路内に解き放たれたケンタウロスに追われるハラドキなサスペンス要素もオプション追加!!迷路脱出を目指すブラック・コメディ・ホラーになっております。
登場人物たちも濃厚メンツが勢揃い
迷路を完成させる事で頭がいっぱいな30男。笑い上戸の太った女。シーンを盛り上げる事しか考えてない番組ディレクター。カメラマンとマイクマンの凸凹コンビ。トラップだらけの殺人迷路に濃厚メンツが投入されるのだから、状況はもはやカオス!!
そんな本作は、3年振りに復活した「シッチェス映画祭ファンタスティック・セレクション」は、東京のヒューマントラストシネマ渋谷、名古屋はシネマスコーレ、大阪はシネ・リーブル梅田にて開催!!詳しくは、公式ホームページをご覧ください!!
(公式URL)https://www.shochiku.co.jp/sitgesfanta/
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