9日、神楽座にて行われた映画『赤い雪 Red Snow』完成披露プレミアム上映会。舞台挨拶にW主演の永瀬正敏さん、菜 葉 菜さん、共演の井浦新さん、甲斐さやか監督が登壇!実際に起こった複数の事件からインスパイアを受け、製作された本作。早くも“10年に1本の脚本”との絶賛の声も。
誘拐被害者の兄を演じた永瀬さんは「圧倒的な脚本力。読ませてもらって凄いなと。どんな方が書かれているのかと思ったら、こんなに可愛らしい方で…」と甲斐監督に微笑みながら「この映画が持つ世界観に惹かれまくりました。この世界観に身を置きたいと思った」と甲斐監督が執筆した脚本にベタ惚れ。
長編映画監督デビューとなる甲斐監督の演出力には「まったくブレない」と絶賛で「自由にやらせてもらったけれど、甲斐監督には固い信念のようなものがあった。だから僕もブレることなく現場に立てた」と感謝コメント。
誘拐事件容疑者の娘役の菜 葉 菜さんは、甲斐監督と役柄について事前に深めていったというが「現場ではすべてがぶっ飛ぶくらいに追い込まれて、もがき苦しんでいました」と告白。それに永瀬さんは「280%くらいで現場に立っていた」と労をねぎらい、「役者とは、難しい役をやるとそれに没頭しすぎる。だからちょっかいを出したり、みんなでゴハンに誘ったり」と菜 葉 菜さんに対する気遣いを回想していました。
映画『赤い雪 Red Snow』は2月1日(金)より全国公開されます。
** 物語 ****************************************************
【物語】ある雪の日、一人の少年が忽然と姿を消した。少年を見失った兄・白川一希(永瀬正敏)は、自分のせいで弟を見失ったと思いこみ、心に深い傷を負う。少年誘拐の容疑者と疑われた女の周りでは次々と怪しい殺人事件が起こるが、真実は闇へと落ちていった。
30年後。事件の真相を追う記者・木立省吾(井浦新)が容疑者と疑われた女の一人娘・江藤早百合(菜 葉 菜)を見つけ出したことにより、「被害者の兄」と「容疑者の娘」の運命の歯車が大きく動き始める。
一つの事件で深い傷を負った人間の、曖昧な記憶を辿る葛藤の中に垣間見えた真実は、それぞれの運命を予想もしない結末へと導いていく。
それぞれの記憶が氷解した先に見えたものは何か。全てを信じてはいけない。
『赤い雪 Red Snow』
永瀬正敏 、菜 葉 菜、井浦新、夏川結衣、佐藤浩市、吉澤健、坂本長利、眞島秀和、紺野千春、イモトアヤコ、好井まさお
脚本・監督 甲斐さやか
プロデューサー 浅野博貴
上映時間 106分
日本公開 テアトル新宿 他
制 作 T-ARTIST
制作協力 ROBOT
制作プロダクション トライアムズ
配給 アークエンタテインメント株式会社
(c)『赤い雪』製作委員会