俳優の間宮祥太朗と女優の桜井日奈子が15日、都内で行われた映画『殺さない彼と死なない彼女』の初日舞台挨拶に恒松祐里、堀田真由、箭内夢菜、ゆうたろう、小林啓一監督と参加。間宮は松葉杖を使用して登場し、骨折したことを明かした。
間宮は「まず初めにスイマセン。ちょっと…足を折ってしまいまして。見苦しい形で登壇してスイマセン。ただそれだけです」と骨折したことを告白。会場から驚きの声が上がる中で「心配してもらうことじゃないんで。足を折ったということは一回忘れていただいて映画のことを。でも『殺さない彼と死なない彼女…折れてる僕』ですけど」と照れつつジョークにしていた。
そんな間宮は、試写会の段階で本作が“ナミダ率91%”と話題になっていることに触れて「91%は凄い。泣くほど感情が高ぶったというのは嬉しい」と喜びつつ「泣いていない人も自信を持ってください」と笑わせた。感動を呼ぶ理由については「原作そのものが持つ力。それを映画脚本に仕上げた監督の力。それに画も綺麗。ファーストカットを観たときに、いい映画という予感がありました。自然光でこだわった撮影の綺麗さも後押ししています」と分析。鹿野なな役の桜井は「間宮さんの言う通りで、自然光を使っているので光加減が日常と似ている。なので作品の世界観に入りやすい」と画の美しさを絶賛していた。
「撮影中のハプニング」という出題では、間宮が「イカ焼きがポロッととれるシーンはハプニングです。でもそれを活かしながら芝居を続けていたら採用された」と裏話を紹介。桜井は「真夜中のショッピングモールでの撮影で。イカの匂いが苦手だったので、本番一発OKで嬉しかった」と肩をすぼめていた。