今回はなんか、ちょっと浮かれた感じでは書けないです。お許しください。つい先日、9日のことですが、ジャニーズ事務所の代表取締役社長であるジャニー喜多川さんが亡くなられたばかりのことですから。テレビでも連日報道、改めてこれまでの功績を称えるとともに、その別れを忍びながら、これからも奮闘を続けることを、ジャニーさんに約束するジャニーズアーティストの声が聞かれています。
そして今日、ご紹介するこの方たちも、思いを告げられました。それはTOKIOの城島茂さん、松岡昌宏さん。お二人は12日に行われたイベント『「ふくしまプライド。」新CM発表会2019』に出演、イベント終了後の去り際に、松岡さんは「僕らを生んでくれた親ですから、本当に感謝してもしきれない。うちのタレント全員、同じ気持ちだと思います。今日もそうですが、僕らがこんな風にお仕事をさせていただくことが、ジャニーにとって何よりの供養だと思っておりますので、僕らはこれからもプレイヤーとして、ジャニーに教えてもらったことを貫くだけ」とキッパリ自分の思いを語られました。
城島さんは「ジャニーズのタレント一同は社長に見出され、そのおかげで今この場所にいるんだから、やっぱり恩返しになるのは“自分たちがこれからも頑張っていくこと”。また、単純でありきたりかもしれませんが“笑顔で頑張っていくこと”。これがジャニーズのアイドルの使命じゃないかなと。本当にいろんなエンターテインメントの思いとか、何を届ければいいのかとか、考えながら頑張っていけたらなと思っています」と、お悔やみの心を胸の奥にしまいながら、これからの道のりに向けた意気込みを、しっかりと語られました。
ジャニーさんへの送り出しは、所属タレントによる“家族葬”が行われる予定で、これについて松岡さんは「明るく笑って。(ジャニーは)しんみりしたのは多分苦手だと思いますので、みんなそれぞれの気持ちはあるでしょうが、笑顔で送り出したい」とコメントされました。
福島県産農林水産物の安全と魅力をアピールするCMキャラクターに就任して、今年で8年目となるTOKIO。彼らは震災前にも福島浪江町にDASH村(日本テレビ系バラエティ『鉄腕DASH』より)を作り、番組を通して農業などを行い、長きにわたって信頼関係を結んできました。そしてこの日も、お二人は終始笑顔で元気よくPRを行われていました。
城島さんは「先日、19年目となる米作りをメンバー総出で、農家のみなさんとやってきました。今年も良い米ができるんじゃないかなという思いです。普段は都内や、ロケで全国各地回っているけど、福島に来ると“帰ってきた”という気持ちになります」としっかりコメントし、福島愛を元気にアピール。一方で松岡さんはそのスラスラと言えたコメントについ「よくもまあ噛まずに…ジャニーさんも喜んでいるでしょう」などとポツリ。城島さんも併せて「ジャニーさん、頑張っているよ」と天に向かって笑顔を見せていました。
昨年はTOKIOにとって大きな困難が続いた年でありましたが、それでもその難儀を乗り越えたのは、ジャニーさんの支えも大きな助けになったことは、想像に難くありません。そして福島県とTOKIOという大きなつながり自体も、そのジャニーさんがTOKIOを支えてきたことがあってのことでしょう。その長きにわたる信頼関係に対し、この日のイベント開始のあいさつで、内堀雅雄福島県知事は、そんな関係を作る大元を築き上げてくれたジャニーさんへ、改めて感謝の気持ちを伝えるとともに、逝去へのお悔やみの言葉を述べられていました。
人との別れはつらいものでありますが、確かに松岡さんがおっしゃられたように笑顔、これこそジャニーさんの本意であるようにも思えます。この日のイベントでは、故人を偲びつつもその悲しみを乗り越えるよう、終始笑顔があふれておりました。ジャニーさんへのお悔やみを申し上げるとともに、改めて福島の皆様、そしてTOKIOの、これからのまずますのご健勝を期待したいと思います!