巨大権力と対峙する女性新聞記者の奮闘を描く衝撃作『新聞記者』が、6月28日より全国公開された。翌29日には東京・新宿ピカデリーにて公開記念舞台挨拶が行われ、主演のシム・ウンギョン、松坂桃李、共演の本田翼、岡山天音、高橋和也、北村有起哉、そして藤井道人監督が参加した。
ウンギョンは、公開初日を無事に迎えて「去年の12月に撮影をして、季節も変わり、今こうして劇場のステージに立っているのが不思議。時間の早さを感じています」と日本映画初主演作の封切りに新鮮な面持ち。松坂は映画公開と共に映画公式サイトにアクセスが集中した事実に触れて「映画を観てくれた皆さんの感想の書き込みが多くて、サイトがパンクしました。それくらい熱量のある作品なんだ、と実感しています」と喜びを噛みしめた。
松坂の妻役の本田は松坂とは初共演。松坂の印象を聞かれると「静かな方でとても落ち着いている。一緒にいる時間は長かったけれど、喋らなくても平気で居心地のいい雰囲気を持っている方」と返答。撮影中はカードゲームの話題で盛り上がったそうで、本田からそれを明かされた松坂は「夫婦間の仲はゲームの話で出来上がったようなものですね」と照れつつ認めていた。
また『新聞の見出しにしたい自分自身のニュース』をパネルで発表するという企画実施。松坂は「テレビが先日ウンともスンとも言わなくなって。リモコンの電池を変えてもつかないし、リモコンの電池をクルクルしてもつかない。テレビの主電源もつかない。コンセントを抜き差ししてもつかない。見たい番組もあるのに…非常に困っている」と窮状を訴えていた。一方、本田は『すばらしき日々。』と書き記し「ニュースにならない日々がとても素晴らしい日々ではないかと思う」とシミジミ実感。…ほんと、そうだよねぇ。はあ。