“パニック・失神・自殺”世界の子どもを狙うアプリ悪霊「MOMO」にコンタクトするな! こいつのルーツは日本の妖怪!?

2018/12/11
放送作家 石原ヒサトシ

“この恐ろしい目ん玉で画面上から凝視されたらトラウマになりそうだ”

11月、南米コロンビアにある人口約1,700人の小さな町パハリートで、“自殺を図るといった自傷行為、失神・痙攣・引きつけを起こす”といった若者の事例が立て続けに14件も発生。市長が町の17歳以下の子供に夜間無断外出禁止令を出す事態になった。

調査してみると、該当する若者は皆、メッセージアプリWhatsAppを使用していて、自殺ゲーム「MOMO」に接触した影響の疑いが強い。

恐怖から逃れるために続けてしまう

この自殺ゲーム「MOMO」は、今年の8月頃にスペイン、メキシコ、アルゼンチンなどで流行し世界的に問題になった。どんなものか気になるところだが、詳しく書きすぎるのもどうかと思うので、ざっくりと流れを説明すると・・・

WhatsAppを利用すると、ランダムでメールが送信される。メールが届き、このMOMOをコンタクトに追加すると気味の悪いメッセージや様々な司令が届く。それは、バラバラになった人体の写真を送りつけてきたり、「お前の住所はわかっている」、などと言う脅しから始まり、更に電話までかけてくる(きしんだ気味の悪い音、歪んだ声で一方的に話してくる)。

MOMOは返信を要求し、応じないと「お前の家まで行ってやる」「呪いをかけてやる」と次々に脅しを畳み掛けてくる。恐怖から逃れようとメッセージを返信すると、次はあんなことをしろこんなことをやれ、と更にミッションを課してきて、最後には自殺するよう支持してくる。これでゲームも終わるというわけだ。(ゲームを遂行しなくても個人情報が抜き取られる被害も出ている)

日本でも「MOMO自殺チャレンジゲーム」が高校生を中心に広がりをみせ、TwiterやInstagramで話題になった。とはいえ、途中で“気持ち悪い”などといって辞める人が多いようで、日本で自傷に至る例は報告されていないという。

興味本位で手を出すのは良くないが、最初からゲームと割り切って挑むと、意外とシビアに辞められるものなのか。しかし、もし自殺願望の強い人間がゲームによって背中を押されてしまう可能性もあるから気をつけたいところ。

実は、この“自殺ゲーム”、去年ロシアで流行し120人以上の死者を出した「ブルーホエール」と似た悪質なやり方だ。MOMOはFacebookのグループから始まったとされるが、大元となる人物は特定できていないとか。今回のコロンビアのように、またいつどこでMOMOが感染するかわからない。

※これはスペインの治安警察がTwiterにアップした警告

MOMOの見本は日本の妖怪!?

ところで、この奇妙なモンスターMOMOの姿は何なんだろう? なんだか河童に似てるな~と思いながら調べてみたら、意外な妖怪にたどり着いた。あくまでもオカルトだが、ある日本人アーチストが描いた妖怪のイラストがモチーフになったとか。

その元となったのは、妖怪「姑獲鳥(うぶめ)」。(「産女」と書くこともある)。

「日本の妖怪File」によると、

「赤ん坊を抱いて現れる女の妖怪である。お産の際に亡くなった女の執心から生まれる妖怪で、妊婦が死んだ際は、母と子を分けて埋葬しないと産女になるといわれていた。

姑獲鳥は地方によってさまざまな形態が伝えられるが、赤ん坊を抱いてほしいと頼まれ、抱いているとだんだん重くなってきて、重さに耐えかねて死んでしまうという話もあれば、その重みに耐え切って怪力を得るというものもある。

愛媛県越智郡のあたりでは、川で聞こえる赤子のような声のことを「うぶめ」が鳴いている声だといった。夜にその近くを通ると、足にまとわりついてくるので、「これがお前の親だ」といって草履を投げると泣き止むのだという。

うぶめの当て字とされている「姑獲鳥」は、そもそも中国の伝説に語られている怪鳥のことである。夜、赤子のような声で鳴きながら空を飛び、寝ている子どもや外に干している子どもの着物に自分の血で目印をつける。印をつけられた子どもは魂を奪われ、姑獲鳥の子どもになるという(※一部抜粋)」

子どもを死に至らしめるという妖怪。偶然かはわからないが、若者を死に至らしめるゲームに使われるとは・・・。

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この記事を書いた人

放送作家 石原ヒサトシ

放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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