SMシーンで住民から苦情殺到?!過激エロで陰部切断事件描く、七海なな主演『可愛い悪魔』

2018/06/18
石井隼人

妻の不倫相手の陰部をミニ枝切りバサミで切断!そんな平成の阿部定事件ともいえる戦慄の実話に着想を得た問題作『可愛い悪魔』が、6月23日から劇場公開される。

©2016「可愛い悪魔」製作委員会

2016年に映画はすでに完成していたが、衝撃的なストーリーに加え、周囲の男たちを無意識のうちに翻弄してしまう“可愛い悪魔”美穂を演じた主演女優・七海ななの体当たり演技が「あまりにもエロすぎる!」としてしばし封印されていた、いわくつきの一作でもある。

メガホンを取ったのは、サトウトシキ監督、佐野和宏監督、瀬々敬久監督とともにピンク四天王と称され、一般映画でも独自の美学に基づく残虐エロスをスクリーンに叩きつけてきた佐藤寿保監督。連続殺人鬼に翻弄される美女の浮遊をアヴァンギャルドに描いた前作『眼球の夢』(2016)とは打って変わって、フェロモン充満の王道ピンク映画風に『可愛い悪魔』をクリエイトした。

ロリ系妻の美穂(七海)を耽溺する夫・正一は、妻の浮気を知り激高。不倫相手である弁護士の陰部を、美穂の目の前で切断する。同罪として世間からバッシングを浴びる美穂のもとに、怪しげな男・法月が現れる。美穂の一挙手一投足を監視し、純真な彼女に心を奪われた法月は、事件の発端である不倫関係を疑うようになる。しかし美穂は無情にも数々の男たちとの性愛の日々を生々しく語り始める。

©2016「可愛い悪魔」製作委員会

ピンク四天王の中でもエモーショナルなエロス描写に定評のある佐藤監督自身「久々にピンク映画感覚で作ることのできた題材で、かなりエロい。エロエンタメ作品が完成した」と自負。その自信の背中を押すのは、“可愛い悪魔”こと美穂を演じた七海のダダ洩れフェロモンだ。

「服を着ていても、七海からはメスとしてのフェロモンを感じる。無邪気な少女性を持つ一方で、大人の部分も持っている。まさに可愛い悪魔。スタッフ・キャストもそのフェロモンの虜になり、撮影現場には異様なテンションがあった」と振り返る。

そのテンションに応えるかのように七海もコスプレ、SM、バスルームでのハードFUCKと限界ギリギリ挑戦。特にSMシーンは近隣住民から苦情が殺到するほど熱を帯びてしまったという。「SMプレイをしていくうちに、七海自身もどんどんエスカレート。ロケ現場の深夜のアパートにその声が響き渡ってしまって…。エロとはのぞき趣味のようなもの。観客には七海の愛の行為をのぞき見ているような感覚を味わってほしい」とアピールする。

©2016「可愛い悪魔」製作委員会

超問題作『可愛い悪魔』公開には約2年の歳月を要したが、不倫問題・セクハラ問題が世間を騒がせた昨今の世界的情勢において、実は今こそが公開のベストタイミングだったのかもしれない。

そんなドエロすぎる問題作を放った佐藤監督は現在、欅坂46にドはまり中。「アイドルでありながらも、今の世の中に対して押しつぶされる事なく対峙している姿が潔い。そういった反骨精神を持つ欅坂46の姿に、表現としてのピンク映画のアナキズムを感じる」と成人映画との意外な共通点を分析。欅坂46のMVを監督するのも夢だ。

また鬼才・佐藤監督は、1981年にパリ人肉事件を起こした佐川一政が事件に基づくフィクションとして脚本を書いた「胎児の夢(仮)」映画化企画も宙に浮いたままだが、いつか実現したいという。それゆえに『可愛い悪魔』公開にいっそうの期待がかかる!

今こそ目撃するべき映画『可愛い悪魔』は、6月23日~7月6日まで新宿K’s cinemaほかで公開ダ!

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石井隼人

映画好きエンタメ系フリーライター。「来るもの拒まず平身低頭崖っぷち」を座右の銘に、映画・音楽・芸能・テレビ番組などジャンル選ばず取材の日々。ありがたいことに映画作品のパンフレット執筆、オフィシャルライター&カメラマンを拝命されたり、舞台挨拶の司会をしたり…何でもやります!

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