39年間金メダルのない全日本女子バレーボールよ、これで本当に変われるのか!?

2016/11/08
放送作家 石原ヒサトシ

中田氏の本格始動は来春からなので、まずはスタッフ、代表選手の人選、世界各国のバレーデータ収集に着手するであろう。

 

私だけでなく、多くのバレーファンが思うのは「強豪国のバレーを学べ」である。

 

関係者だって分かっているはず。でも、どうも国際大会で世界と試合をしているだけで外国のバレーを熟知したと勘違いしているのではないか? と思うのだ。

 

中田氏はイタリアでのコーチ経験はある、しかしイタリアを離れて4年以上経つし、今のイタリアは世界ランク8位で日本より下である。すべきことは、今のトップである中国やアメリカ、セルビア、ロシアなどの最強のバレー情報を早く習得し、そこに「Hybrid6」のような日本オリジナルの新戦法を確立して挑めば絶対に強くなる。まぁ簡単ではないけど…。

 

そのために提案したい、「ワールドアナリスト」というスタッフを作るのはどうだろう? 

(名称は勝手に作ってしまったが・笑)

 

まずアナリストとは、別名「データ戦略スタッフ」と呼ばれる専門職で、相手チームの様々なデータを分析・解析をして、勝つための戦術・戦略を立てるチームの頭脳。眞鍋監督の全日本にもアナリストは3人もいた。試合中にも監督にアドバイスを送る重要なポジションである。

 

従来のアナリストは、大会で対戦する相手のVTR等を見て事前に戦略を練るが、もはやそれだけでは足りないと思うのだ。

 

私が言うワールドアナリストとは、【先乗りのデータ収集】。

(※イメージ的には、五輪の野球で、各国へ出向いてあらゆるデータを収集したスコアラー)

 

世界トップ国へ出向き、トップレベルのバレーととりまく環境、練習方法や食事、メンタルトレーニングなどを調査し、「この国のバレーはなぜ強いのか?」を徹底分析する。土台の土、基礎の基、から洗ってみる。

 

そして良いと思った事は日本も取り入れてみる。要するに、試合を戦うためのアナリストというより、世界と戦うためのアナリストだ。「パクリじゃないの?」「スパイじゃないの?」と言われそうだが、スポーツは昔から情報合戦、他国のアイディアから生まれたオリジナル策だっていっぱいある。取材はスパイじゃない。

 

コストもリスクも高くなるだろうが、金メダルを獲るため、お家芸復活のため、試してみてはどうだろう。

 

大きな変革を

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放送作家 「クイズ雑学王」、「ボキャブラ天国」等 バラエティを中心にイロイロやってきました。なんか面白いことないかなぁ~と思いながら日々過ごしています。野球、阪神、競馬、ももクロ、チヌ釣り、家電、クイズ・雑学、料理、酒、神社・仏閣、オカルトなことがスキです。

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