年をまたいでヒット中の日本映画といえば、「君のは。」。皆様の中にも、ご覧になられた方、多いのではないでしょうか…。そこで今回は、「君の名は。」は好きな人におススメの絵本をご紹介!amazonでお馴染みの「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のパクリでございます。
「君の名は。」といえば…そう、主人公の男女が入れ替わります。映画、ドラマの設定でお馴染みの「入れ替わり」モノでございます。
古くは、1982年の映画「転校生」。最近では、遠藤憲一・菅田将暉さん主演のドラマ「民王」(テレ朝)、懐かしいところでは、舘ひろしさんとガッキー(新垣結衣)のドラマ「パパとムスメの7日間」など、本当に「入れ替わり」設定、多ございます。
入れ替わりという設定には、人を引付ける何かがあるのかもしれません。
実は、絵本にも「入れ替わり」モノ、ございます。ただし、「入れ替わり」の設定を絵本で表現するのが難しいのか、作品の数はとても少ないようです。
そんななか、見つけましたぁ~
大人も楽しめる「入れ替わり」ものの絵本!
まずは、こちら。
大島妙子さんの「ジローとぼく」。飼い犬のジローと男の子が入れ替わる物語なのですが…、本当に素晴らしい!見事に入れ替わりを表現しております。
こういう表現の仕方もあるんだぁ…と目からウロコでございました。きっと、編集者さんも含め、かなり試行錯誤を繰り返されたのでは…と。ある意味、大人、なかでもクリエイティブなお仕事をされている方は、とても興味深いかもしれません。犬の時と人間の時の視点の違いなども、気にしながら見て頂きたいです。
読む際には、是非、どうやって入れ替わりを表現するのか?と、予想しながら読むんで頂きたい!この絵本の凄さが一層深いものになること間違いなしでございます。
あっ、そうそう、本筋の物語ももちろん素晴らしいです。
もう一冊は、こちら。
1977年出版の「こぎつねコンとこだぬきポン」
こちらは、課題図書にも選ばれたことのあるロングセラー絵本でございます。こっちは、中身が入れ替わるのではなく、キツネに化けた子たぬきとタヌキに化けた子ぎつねが入れ替わる物語でございます。それぞれ、自分たちの家族しかいない山に住んでいて、子ぎつねも子だぬきも友達が一人もいません。二つの山は崖によって阻まれていて、交流がないどころか、両親はお互いを嫌っていました。
そんななか、あることがきっかけで、子ぎつねが子だぬきの家で、子だぬきが子ぎつねの家で暮らすことになるという物語でござます。こちらも、是非、お試しくださいませ。