1日発売の『BRUTUS』819号で、インスタグラムのフォロワー数220万人、DVDまで発売されているスター柴犬“まる”と、捨て犬として拾われ、そのブサカワな表情が大人気の“わさお”が表紙を飾っている。
わさお
まる
『BRUTUS』では、2008年02月15日以来の『犬特集』になる。ちなみに2008年といえば、softbankのお父さんがCMデビューして大人気になった年。
2013年1月~2015年12月のCMを基にした『ネコ・イヌCM起用社数』の調査では、イヌ起用社数が約188社、ネコ起用社数が約120社と、イヌを起用する企業がネコを上回る結果だった。(ニホンモニター株式会社調べ)
この結果について、広告代理店関係者に話を聞くと、「犬は“家族や父親、財産”などの象徴で、猫は“自由や女性、個性”などの象徴です。だから豊かさや威厳をイメージづけたい大企業ほど、犬を起用する傾向があります。対して猫は、選択の自由を謳ったり“お一人様”がターゲットの商品に起用します、例えば1人旅とかね。最近、猫の起用が目立つのは、独身層にむけた出稿が増えているからで、SNSで猫派が多いから、とかではないと思いますよ。」とのこと。
さらにタレントアニマルのギャラ相場を聞くと「一本、30~40万といったところでしょうか。有名な話ですがsoftbankのカイくんは80万だったと聞いています。ただカイ君には毎回、影武者がつくので2匹でのカウントじゃないかと思います。ちなみに虫のタレントもいますよ。一匹?5000円ぐらいからです。」
なんと、虫タレントもいるとは驚きだ。「CMではあまり使いませんが、映画やドラマとかで、虫や必要な時があります。ゴキブリとか蝶とか冬場はいませんから。」
世界一有名な柴犬“まる”日本一ぶさかわな犬“わさお”その愛らしさや知名度は、下手なタレントを起用するよりも企業にとって貢献度が高い。それぞれCMに起用されているが、その影響力の割にお値段も可愛らしいようだ。