とと姉ちゃんモチーフ『暮しの手帖』が挑戦していた凄い実験!

2016/04/06
マガジンサミット編集部

NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が、始まりました。戦後、一世を風靡した雑誌『暮しの手帖』(1948年~)を創刊した大橋鎭子さんの半生をモチーフに、激動の昭和を家族一丸となって、たくましく駆け抜けていく姿を描きます。
初回の視聴率は、22.6%といきなりの20%越え。今後の展開に期待がもたれています。

いかに『暮しの手帖』が凄いのか!

高橋充希さん演じる大橋鎭子さんは、戦後、花森安治氏初代編集長ともに「今までにない、衣食住をテーマに、女の人をしあわせにする雑誌を作りたい」と奮闘し『暮しの手帖』を創刊します。

そのとおり、大変画期的な内容で、現在では当たり前になった商品を中立的な立場から検証し比較する“商品比較テスト”企画を始めたのが、この『暮しの手帖』です。

『比べてみた!』的なことを大真面目に、しかも主婦の役にたつように情報化した“元祖的”な雑誌なんですね。中立的な立場を守るため、自社以外の広告を入れないというスタイルを、今も貫いています。

食パンを4万3千枚焼

1954(昭和29)年に、初の商品テスト『日用品のテスト報告その1 ソックス』を掲載したのを皮切りに、ありとあらゆる家電や食材・レシピなどを比較しまくっています。

もはや伝説なのが“食パンを4万3千枚焼く”という第一世紀99号に載った『自動トースターをテストする』の製品比較記事です。4万3千枚の食パンがうず高く積まれた誌面写真は圧巻です。…こんな真似、今では出来ません。

また“蛍光灯はどれだけ長持ちするのか”の『蛍光灯をテストする』では、会社に設置した蛍光灯を、一日5回のオン・オフくりかえし、実に2年半以上実験したり、絨毯の羊毛と合成繊維はどちらが丈夫か?という企画では、3年の月日をかけ実際のべ40万以上も歩いてテスト。

機械で行う品質テストからは、人間の習慣やクセなどは測れないという方針があったようです。

ちなみに、発行号数は100号ごとに“第○世紀”と区分されてます。これは初代編集長・花森氏の「100号ごとに初心に立ち返る」という気持ちからだそう。最新は、第四世紀81号(20164月号)になります。

残念ながら、現在はコストと人手がかかることなどを理由に、平成19年2・3の号を最後にテスト企画は中止し、ライフスタイルを提案する内容に。思うに、現在では新商品のモデルチェンジが早く実験している間に商品が入れ替わってしまいそう。なかなか、企画を続けていくのは難しいのではないでしょうか。

HP

暮しの手帖社HPより https://www.kurashi-no-techo.co.jp

 

まるで本当の家族!主役の高橋充希さんコメント

さて、ドラマの方はとても順調に撮影がすすんでいるようです。主役の高橋充希さんからは「間違いなくおもしろい作品になると思いますので、たくさんの方に観ていただけるとうれしい」という声が届いています。

キャストとの掛け合いも充分!。お正月明けの撮影では、久しぶりに顔を合わせた途端、みんなが堰を切ったように話し始め、休みの間も、とと姉ちゃんが切り盛りする“小橋家”を誰もが心のどこかで求め、気にかけていると感じたそうです。

「大変なときは支え合える、本当の家族のような距離感で撮影は進んでいます。楽しいことを見つけて膨らませて、お芝居も皆でアイディア出をしていきたいです」と意気込みを語る高橋充希さん。

とても豊かな雰囲気の現場ようですね。これから半年間、素敵な朝の時間を届けていただけそうです!

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