春は別れの季節…スマートで心に残る「別れの言葉」を贈ろう

2017/04/03
竹川 春菜

入社式など新たな出会いの多い4月ですが、お世話になった方との別れや面倒を見た後輩との別れがある人もいるのではないでしょうか。そんな時こそ、感謝の気持ちが伝わって重くなりすぎない別れの言葉を送りたいもの。そこで、シーン別の別れの言葉やメール文作成のコツをご紹介します。

 

上司、同僚、部下。相手によって異なるポイントを抑えよう

 

退職や転職などで職場を離れる人が多い季節。自分と相手との関係はもちろん、別れることになった理由などによっても贈るべき言葉が異なります。相手に合わせてポイントを押さえましょう。

 

・上司の場合

これまでのねぎらいと感謝の気持ちを伝えることが大切。「お世話になりました」という言葉は必ず伝えておきましょう。また、定年退職を迎える方には「第二の人生」という言葉を用いて今後の人生へと送り出しましょう。

 

例)「長い間、本当にお疲れ様でした。明日から始まる第二の人生、豊かな毎日をお過ごしください」

 

・同僚の場合

同僚の場合は、苦楽をともにした仲間なので、定型文というよりはラフな言葉で送り出したいところです。いなくなってしまい寂しい気持ちと、新しい門出を祝う気持ちを伝えましょう。

 

例)「入社以来一緒だった〇〇さんがいなくなってしまうのは寂しいけれど、応援しています!また飲みにいきましょう」

 

・部下の場合

これまで育ててきた部下が去ってしまう時には、これまでの頑張りをねぎらい、良いところを褒めてあげましょう。新しい環境への門出を気持ち良く祝ってあげることが大切です。

 

例)「〇〇さん、お疲れ様でした。いつも明るい〇〇なら、どこへ行ってもやっていけると信じています。新天地での活躍をお祈りしています」

 

具体的なエンピソードを混ぜるのがコツ

相手によって伝えるべき内容がわかったところで、自分らしさを伝える工夫もしてみましょう。一緒に過ごした中で印象的だったエピソードを織り交ぜると、気持ちが伝わりやすくなります。

 

・上司の場合

例)「私の入社当初から大変お世話になりました。〇〇のプロジェクトでは丁寧にアドバイスをいただいたおかげで成功させることができたと思っています」

 

・同僚の場合

例)「一緒に立ち上げた企画は怒涛のスケジュールだったけれど、〇〇と一緒だったから乗り越えることができたと思います」

 

・部下の場合

例)「入社当日、緊張していた〇〇の様子を今でもはっきり覚えています」

 

見送られる側になったら、感謝と前向きな姿勢を伝えよう

 

また、自分自身が見送られる立場になるという方も少なくないでしょう。お世話になった方は多く、思い出もたくさんあることでしょう。しかし、スピーチは長くても2〜3分が目安。話に取り上げるのは一番心に残ったエピソードとし、職場のみなさんの健闘を祈る内容で締めくくりましょう。

 

いかがでしたか? 別れは寂しいものですが、新しい出発を意味するものでもあります。心に残る挨拶で感謝を伝え、気持ち良く送り出してあげましょう。

 

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竹川 春菜
この記事を書いた人

竹川 春菜

ライターとして、旅行・健康・人物インタビューを中心に、書籍やWEBで執筆中。体を壊した経験から予防医学に出会い、最近は「アーユルヴェーダ」を勉強中。毎日の暮らしが楽しく快適になる情報を発信していきます。

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